file.22 十万石の「水ようかん」

いちにちいちあんこ
梅雨がうそのような日々が続きましたが、今日はちょっと梅雨らしいお天気ですね。雨は降ってはいませんけど、じめっとした曇り空。空気が重いです。

実は、ワタクシ、低気圧と湿度にとても弱い体質なのです。フクフクしているうえにいつも顔色がいいもんで、ものすごく頑丈そうに思われてますけれども、実はけっこうセンシティブなのです。

今日も原稿を書きながら、体が重くてグデーッとしてました。仕事も全然はかどりません。毎年のことなのですが、梅雨の時期って眠くてしょうがないんですよね。

そんな私を見るにみかねてか、父がいかにもこの季節らしいあんこものを買ってきてくれました。
水ようかん
水ようかんです!!

いいですよねえ。水ようかん。つるりといきたいですよねえ。
水ようかん先日、十万石まんじゅうでもご紹介しました、埼玉が誇る和菓子屋さん「十万石」の水ようかんです。
実は、うちの父が十万石大好きで、仕事で行田のほうにいってはお土産で買ってきてくれるのです。
水ようかん水ようかんといえば、こしあんです。「十万石まんじゅう」のこしあんもおいしいですから推して知るべし、ですが、もちろん水ようかんのあんこも大変おいしいです。
つるりんとした口どけがたまりません。まさに涼菓ですね。

さて、水ようかんといえば、そうです福井県ですね!!
あ、あれ?
みなさんご存じない方のほうが多いでしょうか。

福井の嶺北のあたりでは水ようかんの消費量半端ないですけど、かの地では水ようかんは冬の風物詩なのです。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1290088391876.html

おこたに入りながら、水ようかんを食べる、というのもまた乙ですよね。
福井の水ようかん食べたいな~。

でも、福井の水ようかんは11月から3月までなので、今はないんですよね~。
今年は絶対お取り寄せしますよ!

十万石
http://www.jumangoku.co.jp/

file.21 屋宜家の「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」

いちにちいちあんこ

関東も梅雨入りしましたね。今日は梅雨の合間。曇りですが晴れ間も見えます。沖縄から帰ってきてから、どうも体の切り替えができないまま、ものすごく効率悪くですけど^^;仕事に復帰しました。

さて、私の大好きなあんこもの@沖縄には、ご存じ「ぜんざい」があります。

ぜんぜい、と言っても、こちらで食べるあったかいぜんざいとは違いますよ~。暑いところならではの冷たいぜんざいです。

今回も、二日に一度はぜんざいを食べてましたが、その中でも特に美味しかったぜんざいをご紹介します。
屋宜家

場所は、八重瀬町。本島南部の街にある『屋宜家』(やぎや)さんです。『屋宜家』さんは、2009年に国重要文化財に指定されたお屋敷を公開し、お食事どころにされています。
母屋屋敷自体は100年以上、写真の母屋は63年たつ建物だそうです。沖縄のお屋敷の典型的な様式なんだそうですよ。
お庭もきれいにされていて、とても気持ちのいい素敵な場所です!!
ぜんざいそして、さっそく「黒蜜きな粉黒糖ぜんざい」を注文しました。
みてください、この素敵な様子!これが沖縄の「ぜんざい」ですよ~~!

沖縄のぜんざいは、優しい甘さに炊いた金時豆の上からかき氷がかかってるスタイルです。
金時豆こんなかんじですね。下のほうに金時豆がたっぷり入ってるんですよ。

屋宜家さんのぜんざいは、上からきな粉がかかって黒蜜もかかっていましたが、一番シンプルなぜんざいは、この金時豆の煮たのの上から氷がかかってるだけです。

金時豆って、本当に美味しいですよね。小豆とは違って、しっとりと軽味があります。

屋宜家さんのぜんざいは、どことなく洗練されていておしゃれです。この器を見ていただいたら味もお分かりいただけるんじゃないかな、と思います。
ご主人の心遣いを感じますね。

このきれいなお庭と建物を堪能しながら、美味しいぜんざいをいただく…。なんて贅沢なひと時なんでしょう。
そして、この素敵なぜんざい、380円…。リーズナブル~~!この空間でゆっくりして380円…(すみません、下品に繰り返して…^^;)。おおお。

ぜひ沖縄にいらした際には、足を延ばしてみてくださいね!おすすめです!

屋宜家
http://www.ne.jp/asahi/to/yagiya/
*空港から車で30分ほど

 

 

file.20 ぎぼまんじゅうの「のーまんじゅう」

いちにちいちあんこ

那覇滞在二日目。一日目に那覇三大饅頭のうちの一つからスタートした「いちにちいちあんこ」、二日目も那覇三大饅頭で決めたい、と起き抜けに思いました。

沖縄はその日も曇り時々雨。梅雨入りしてますから仕方ないですよね。こんな日は無理せず、だらだら過ごすに限ります。

そんなわけで、那覇二日目は、有名なのーまんじゅうをぎぼまんじゅうさんに買いに行って、そのまま首里城界隈を散歩しよう、と決めました。

ゆいれーるの首里駅から徒歩15分。
いつもの感覚だと、めちゃくちゃ余裕、って感じですけど、とにかく湿度が高くて気温も結構あります。首里のあたりは坂道が多いし、中途半端な時間に出たので、朝ごはんもお昼も食べてない…。空腹と湿度にやられて、ようやくたどり着いた時にはヘロヘロでした(弱すぎ^^;)。
ぎぼまんじゅうぎぼまんじゅうに来たのは、かなり久しぶりだな~。ちょっと離れてるし、一人旅の場合いつも足があるわけじゃないので、そう毎回はこれないんですよね。
のーまんじゅう、けっこう大きいので、一個で十分なんですけど、あまりの空腹で二個買っちゃいました。あまりにおなかがすいて倒れそうだったので、店の前に会ったベンチでまずは一個いただくことに…。
ぎぼまんじゅうこういう紙包みが、またいいじゃないですか!
こんなかんじの紙で包まれたあんこものは、まあ間違いないですよ!

包みを開けますと、さらに月桃の葉でくるまれてますよ。てんぴぬめー饅頭と同様、こちらも蒸し上げるときに月桃の葉を使うんですね。

のーまんじゅうのーまんじゅうは、ものすごくわかりやすくいっちゃえば、粒あんの中華まん(大)ですね。仕上げに「の」を書いてくれます。この「の」は「熨斗(のし)」の「の」らしいです。お祝い事用のお菓子なんですね。
ちなみに元祖はこの「ぎぼまんじゅう」とのことですが、スーパーなどでもたまに見かけます。
のーまんじゅう蒸し上げたばかりなので、触れないほどアツアツ。ちゃんと蒸し器で蒸したものって、なかなか冷めないんですよね。電子レンジなんかであっためるのとちがってね。

こちらの粒あんは、かなり甘いです。甘味が強いので豆の味がちょっと遠い感じかな。でもよく炊かれてます。皮もやわらかくてとろとろですよ~!

それにしてもほんとに大きいです。空腹でさらにあんこ好きな私でも、一個で十分満足って感じでした。
そして残りのもう一個は翌朝の朝ごはんになったのでした。

ぎぼまんじゅう
http://tabelog.com/okinawa/A4701/A470102/47002708/