2023年 新年のご挨拶


あけましておめでとうございます!

皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ここ数日の北陸や東北の大雪が気になります。どうか皆様、つつがなくお過ごしください。

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さて新年ですので、私事ですが2021年を振り返ってみたいと思います。

まずライティング仕事の方から。
2冊の書き下ろし本執筆のために、取材をたくさんさせていただきました。一冊はエクスペディアさんから空海さんの密教をテーマとした本、もう一冊は双葉社さんから『縄文神社2』になります。ありがたいことに、エクスぺディアさんの担当編集Kさん、双葉社さんの編集長Yさんが、それぞれ取材に同行してくださいました。京都、香川、高知、和歌山、奈良、長野、山梨、東京…。すべてではありませんが、「ぜひ取材ご一緒したいです」と言ってくださるのが、本当にうれしかった。でもって、一緒に行けてすごい楽しかったんです。楽しかったり、がっかりしたり、ひやひやしたり…。そんなことを共有できるということは、本を作るうえで一番面白いことですし、大切なことと思います。そんな方法を選んでくださった編集お二人……Kさん、Yさんに感謝申し上げます。

ちなみに密教のほうは執筆をほぼ終えて、Kさんにお渡ししてるので、あとはKさんのターン(Kさん、がんばって~!)。縄文神社のほうは3月末くらいに脱稿したいと現在執筆中です。いずれも本年中に刊行する予定でおりますので、ぜひ皆様、お手に取っていただけたらと思います。


そして編集の方も、畠山健二先生の『本所おけら長屋』18巻、19巻をお手伝いさせていただきました。『本所おけら長屋』シリーズは19巻でついに165万部を突破! 本年の3月には20巻を刊行する予定ですが、いよいよ節目を迎えます。

そして、関裕二先生の『邪馬台国と大和建国の謎』もお手伝いさせていただきました。こちらも、古代史の最大の謎「邪馬台国」を関裕二先生が読み解かれた一冊は、いち読者としてもとても面白く、古代史を愛する編集者としても、大変勉強させていただきました。

先生方には、長くお付き合いいただき、いつも楽しい時間をご一緒させていただいております。今年も新刊をお手伝いさせていただく予定で、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。改めまして、心から御礼申し上げます。

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そして2023年。今年の目標を考えてみたいと思います。

2020年、2021年ともに「初心を大切にしたい」と書かせていただきました。今年もこれは、継続していきたいと思います。全力で取り組むこと、そして、一緒にお仕事してくださる方、取材先の方、読んでくださった方に感謝し、感謝をお伝えすること。こういう人間としては当たり前すぎることかもしれませんが、丁寧に重ねていきたいと思っております。

また、今年でいよいよ50歳を迎えるので、50代を面白くするための方法を探る一年にしたいと思っております。

そのためにも、2022年以上に外に出て、どんどん取材を重ねていきたいと思っております。皆さまにも、引き続きご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年1月1日       武藤郁子 拝