file.11 寛永堂目白本店「花千歳」

いちにちいちあんこ今日は、仕事で久しぶりに目白駅に降り立ちました。
目白、といえば「志むら」。「九十九餅」ですよね!!

柔らかい求肥の中に甘く炊いた虎豆が練りこんである、あの超有名な九十九餅!
最近では、喫茶のカキ氷も大評判みたいですね。今日はさすがに並んでなかったですが、結構行列ができるみたいです。

私も、打ち合わせが終わってから、ふらふらと吸い寄せられるように志むらの前に立ちすくみました。よく見ると昔はなかった、イチゴのコンフィチュールみたいなイチゴシロップが大量に掛けられたかき氷が!!めちゃくちゃ美味しそうです。

でも、そこではた、と気づきました。いちにちいちあんこにならないじゃん、と。

よく考えたら、九十九餅もあんこ、ではないですよねえ。いや、虎豆はあんこ間近、ほぼあんこ!ともいえるか…などと考えながらふらふら駅のほうに戻ってみると…。あれ?何やら新しい和菓子屋さんがあるじゃないですか!

ううむ。

昔から愛してやまない志むらではありますが、一番食べたいものがあんこど真ん中じゃないし、ちょっと今日は浮気してみましょう。もうちょっと暑くなったらかき氷を食べに来てもよいし。

そんなこんなで、初めての和菓子屋さん、「寛永堂」に入店。
こちらは黒豆を使った和菓子が売りみたいですね。今風のデザインのパッケージのお菓子もいろいろありますし、サービスもとても行き届いています。

私は、悩みに悩みましたが、最もスタンダードな最中を選びました。
花千歳花千歳、という上品な最中です。
こういう最中って、一番和菓子屋さんの底力が出てしまいますよね。私が初めてのお店でもなかを買うのは、そんな理由です。
花千歳かわいいですよね~~!
梅の花を移した軽い皮。いかにも日本の美というかんじです。
花千歳あんこはこんな感じ。
甘さはかなりきっぱりとしてます。結構強めの甘さです。
ですので、大きさは小さいのですが、これ一個でかなりのパンチ力。

皮は、ちょっと残念ですが、少々湿気気味。あんこを包んでいるからしょうがないですけど、もうちょっとパリッとしてるか、ふわっとしてると嬉しかったな~。
やはりこちらで買うなら、黒豆羊羹とかがいいのかもしれません。お店の一押しって感じでしたし^^;。

でも、もちろん普通に美味しくいただきました!
こちらは、甘味どころも併設してますので、そちらで食べるのもまたよさそうな感じです。

目白も、いろいろお店があって困りますね。

寛永堂目白本店
http://kaneidoshop.shop23.makeshop.jp/

file.10 母特製「白花豆」

いちにちいちあんこ

週末はびっくりするような寒さでしたね。おまけに雨。私はすっかり雨に濡れてしまいちょっと泣きたい気分になりました。

寒い時、おなかがすいた時というのは、なんとも心細い気持ちになりますね。まるで天に見放されたような、この世界に自分が一人だけで佇んでいるような、そんな迷子のような気持ちになります(大げさ)。

そんな時、私を温めてくれるのは…そうです、言うまでもありません。あんこです。
あ・ん・こ!!!

私の場合、そこにカフェオレとかカフェラテがあるとなおよし。
日本茶も大好きですが、重度のコーヒー中毒なもんで、あんこにもだいたいコーヒーを合わせていただきます。

そんな心細い心持で、帰宅すると…おおおお!!!
はなまめこれはハナマメではないですか!?やった~!
母が、白花豆を甘く煮ておいてくれたのです。

早速アツいカフェラテを入れて、まだ温かい白花豆をわしわし食べました。それまでの孤独感がうそのように、こうして一気に孤独から立ち直ってしまいました(カンタン^^;)。

白花豆は、白インゲン豆ともいいますね。あんこ的に言えば「白あん」のことです。私はあんこと名の付くものはすべて好きですが、白花豆はベストスリーに入る大好きなあんこ。
はなまめ母はお料理上手なので、こういうものをとてもおいしくさりげなく作ってくれます。ちょっとしたおやつ代わりに、私は甘い煮豆(ほぼあんこ)を食べて育ちました。
栄養価も豊富で、甘いものではありますが、余分な脂や添加物も入ってませんから、間違いなく体にいいですよね。

皆さんも、ぜひ豆を炊いてみてください!おやつに最適ですよ!!

白花豆(豆類協会HPより)
http://www.mame.or.jp/syurui/syurui_10.html

 

file.9  たねやの「オリーブ大福」

いちにちいちあんこ今日は、尊敬する友人Kさんから、「いちあんこ、あげる~」と差し入れをいただきました。なんと、「オリーブオイルをかけて食べる大福なんだよ」と!

オリーブオイルをかけて食べる??
斬新すぎますよね?!

たねやさんは、私も大好きな和菓子屋さんです。もともと滋賀県は近江八幡の和菓子屋さんですが、今や全国で展開しているお店です。
初めてたねやの和菓子を食べたときは、確か名物の「たねや最中」でした。羊羹のようなあんを、食べる直前に皮ではさんで食べるっていうスタイル。真正面に美味しい最中です。ちなみに近江八幡のお店にも2回ほど行ったことあるんですよね。近江八幡は、素晴らしいお寺さんが点在してるので、大好きな街なんですけど、行ったらよらずにはいられないのが、洋菓子部門の名物・焼きたてバームクーヘンが美味しくてですね~(うっとり)。

おっと、脱線してる場合ではありません。今日は「オリーブ大福」ですよ!
オリーブ大福おしゃれなパッケージです!
小さな大福の真ん中にあるのがオリーブオイルです。これをかけて食べる、というわけですか!すごいアイデアですね。
オリーブ大福この美しいオリーブオイルは、イタリア中部にあるカステッロ・モンテヴィビアーノ・ヴェッキオ(CMV)社のエキストラバージン・オリーブオイルなんだそうです。この写真だと黄色く見えてしまうかもしれませんが、緑がかった美しいオイルです。
さすがに最高級のオリーブオイルというだけあって、まるでオリーブオイルのジュースみたいなフレッシュな匂いがします。
オリーブ大福大福の部分は、ものすごく丁寧に作られてることがわかる上品な味。あんこには塩が聞いていますが、この塩味が強めのあんこと、オリーブオイルが妙に合う!

たっぷりかけてもまったく重くならないんですよね。味としてはこしあんの大福、香りがオリーブ、みたいな感じです。

ううむ。不思議だけどおいしいわあ!

それにしても、この組み合わせ、よく思いつきましたよね。たねやさんは絶えず新しい商品を提案してくれるし、パッケージもすてきなんですよね。そして、オーソドックスな和菓子もまじめに作ってるかんじがして、ほんと、感心します。

Kさん、美味しいあんこもの、ありがとうございました!!

たねや
http://taneya.jp/okashi/index.html