About 武藤 郁子

ありをりある.com編集長、縄文神社.jp主宰。アウトドア系出版社を経て、ありをる企画制作所を設立。編集者・ライターとして活動中。気になる分野は歴史・伝統文化・仏教・神社・いろんな国のいろんな考え方など。好きな食べ物はあんことなす。趣味は三線弾きと剣道。

ついに完結…か!??『本所おけら長屋(20)』畠山健二著(PHP文芸文庫)

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2013年7月に一巻が発売されてから、早くも10年。ついに節目の20巻の発売となりました。ついにここまで…と感無量。私は一巻の一部分から参加させていただき、二巻目からフルで担当させていただいたのですが、本当にあっという間の10年間でした。

ここまで大きなシリーズに育ったのは、畠山先生の筆の冴えと、それを待ち望んでくださる読者の皆さんの温かい支えがあったこそです。改めて御礼申し上げます。

もうすでにお手に取ってくださった方も多いのではないかと思いますが、そして今回のお話で、一度ピリオドが打たれました。

これでシリーズが終わってしまうのか…、続いていくのか…。
今後どうなっていくかは、ぜひお楽しみに!
(詳しいことはまだお話しできませんが、読者の皆さん、書店の皆さんを愛する畠山先生ですから、きっとこのまま終わりってことにはしないと思います。そう願っています~~~!!)

ぜひ、お手に取ってくださいね!

(むとう)

「遺伝子からみた古代のイヌ」展@市川歴史博物館

すぐそばに堀之内貝塚と考古博物館もありますよ~!

2/12から、千葉県市川市の市川歴史博物館にて、「遺伝子からみた古代のイヌ」展が開催されるそうです!

1984年に、市内の須和田遺跡から、犬の骨が11個体出土していますが、その犬たちの遺伝子解析を行ったんだそうですよ!

「遺伝子から見た縄文時代以降のイヌの変化、奈良時代の下総国府で飼育されていたイヌの実態に迫ります」(HPより)

とありますが、これは犬好き(&生物系図鑑・書籍の担当者さん)、必見ですね!私もどうにかして、見に行きたいと思います。開催は3/26までだそうです。


歴史博物館には、隣接して堀之内貝塚公園と考古博物館があります。そちらも素晴らしいので、ぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね~!

市川市立市川歴史・考古博物館

2023年 新年のご挨拶


あけましておめでとうございます!

皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ここ数日の北陸や東北の大雪が気になります。どうか皆様、つつがなくお過ごしください。

     *  *  *

さて新年ですので、私事ですが2021年を振り返ってみたいと思います。

まずライティング仕事の方から。
2冊の書き下ろし本執筆のために、取材をたくさんさせていただきました。一冊はエクスペディアさんから空海さんの密教をテーマとした本、もう一冊は双葉社さんから『縄文神社2』になります。ありがたいことに、エクスぺディアさんの担当編集Kさん、双葉社さんの編集長Yさんが、それぞれ取材に同行してくださいました。京都、香川、高知、和歌山、奈良、長野、山梨、東京…。すべてではありませんが、「ぜひ取材ご一緒したいです」と言ってくださるのが、本当にうれしかった。でもって、一緒に行けてすごい楽しかったんです。楽しかったり、がっかりしたり、ひやひやしたり…。そんなことを共有できるということは、本を作るうえで一番面白いことですし、大切なことと思います。そんな方法を選んでくださった編集お二人……Kさん、Yさんに感謝申し上げます。

ちなみに密教のほうは執筆をほぼ終えて、Kさんにお渡ししてるので、あとはKさんのターン(Kさん、がんばって~!)。縄文神社のほうは3月末くらいに脱稿したいと現在執筆中です。いずれも本年中に刊行する予定でおりますので、ぜひ皆様、お手に取っていただけたらと思います。


そして編集の方も、畠山健二先生の『本所おけら長屋』18巻、19巻をお手伝いさせていただきました。『本所おけら長屋』シリーズは19巻でついに165万部を突破! 本年の3月には20巻を刊行する予定ですが、いよいよ節目を迎えます。

そして、関裕二先生の『邪馬台国と大和建国の謎』もお手伝いさせていただきました。こちらも、古代史の最大の謎「邪馬台国」を関裕二先生が読み解かれた一冊は、いち読者としてもとても面白く、古代史を愛する編集者としても、大変勉強させていただきました。

先生方には、長くお付き合いいただき、いつも楽しい時間をご一緒させていただいております。今年も新刊をお手伝いさせていただく予定で、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。改めまして、心から御礼申し上げます。

     *   *   *

そして2023年。今年の目標を考えてみたいと思います。

2020年、2021年ともに「初心を大切にしたい」と書かせていただきました。今年もこれは、継続していきたいと思います。全力で取り組むこと、そして、一緒にお仕事してくださる方、取材先の方、読んでくださった方に感謝し、感謝をお伝えすること。こういう人間としては当たり前すぎることかもしれませんが、丁寧に重ねていきたいと思っております。

また、今年でいよいよ50歳を迎えるので、50代を面白くするための方法を探る一年にしたいと思っております。

そのためにも、2022年以上に外に出て、どんどん取材を重ねていきたいと思っております。皆さまにも、引き続きご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年1月1日       武藤郁子 拝