file.115 因島はっさく屋の「はっさく大福」

いちにちいちあんこ

銀座で打ち合わせが終わった後、ちょっと時間が余ったので、ぶらぶら。
広島の物産館に吸い込まれるようにはいって行くと、なんとはっさく大福があるではありませんか。

以前、尾道を旅していた友人が食べているのをSNSでみて、ぜひ食べてみたいと思っていた逸品です。

20160225-3たくさん買いたかったのですが、要冷蔵。このあとも仕事先で長い作業がありますので、断念。残念ながら一個だけです。

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お餅がフワフワ!
羽二重餅みたいですよ!

室温が高かったので、ちょっと水分出てきちゃってるかなあ。ギリギリセーフって感じですね。繊細な大福です。

20160225-1 割ってみましたらこんな感じです。

はっさくがおおきいですね!
大きな二房まるまる入っています。

なんと、はっさく(八朔)って、因島発祥なんですって。そして、はっさく大福も因島発祥。
HPを拝見すると、周りを包んでいるお餅の原料には、ミカンの皮も入ってるんですって。よく見ると確かに薄らオレンジ色かも。

味のほうは、美味しいんですけど、美味しいんですけど…ううう。

すごく美味しいんですが、はっさくが強いので、すべての味を凌駕してしまっています。
これは白あんじゃないほうがいいんじゃないかなあ。

「はっさく大福」発祥のお店、という「餅菓子 かしはら」さんのHPを拝見しますと、いろんなあんことの組み合わせを実験し、一番評判が良かったのがこの組み合わせだったとのことなんですが…。

好みもあると思いますが、はっさくのダイナミックさを残し、なおかつ大福らしさを出すならば、小豆のこしあんがいい気がします。味がぶつかると思いますが、ぶつかるぐらいにしないと、あんこ感がみえずらくてもったいない。

とはいえ、確かに美味しいんですよ!
今度ははっさく好きな母にお土産で買って来ようと思います。

因島はっさく屋
http://0845.boo.jp/hassaku/index.html

file.114 武蔵野茶房の「クリームあんみつ」

いちにちいちあんこ

今日は、編集のお手伝いをさせていただいております中村彰彦先生の講演会が西東京市、田無にて行われました!

私もいそいそと拝聴に伺いましたよ♪

会場は満員御礼。160名のお席があっという間に埋まってしまい、残念ながら全員坐ることができなかったと聞きました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。そして座れなかった皆様も、本当に申し訳ありません!ぜひまたの機会によろしくお願いいたします。

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さて、本講演ですが、テーマは『武田信玄の姫君二人と保科正之』。
これはまさに今、ご一緒させていただいておりますご本『疾風に折れぬ花あり』のテーマでもあります。

『疾風に折れぬ花あり』の主人公は、戦国時代の名将・武田信玄の末娘・松姫こと信松尼。
名流・武田家は、信玄が亡くなって、あれよあれよという間に滅びの道をひた走ってしまいます。その激動を、美しい花のような松姫が、兄たちに託された幼い姪姫たちを守りながら、八王子に落ち延び、見事にその生を生き切る様子を描いたのが本作です。

講演会では、織田信長・信忠軍によって、追い詰められていく武田勝頼。武田の武士道を体現するかの如く、雄々しく高遠城合戦で戦死した仁科盛信のお話から、盛信の同腹の妹である主人公・松姫が出家後、異母姉・見性院と再会し、のちに、会津藩藩祖となる名君・保科正之を育てていくお話しまでみっちりとお話しくださいました。

「一時間半で、盛信、松姫、見性院、保科正之について話すのは難しいよね」

先生はそう言って笑っておられましたが、本当にその通りです。一人一人が大変魅力的な人物です。時代的にも戦国末期から江戸初期までですから、とてもとても語り切れない、激動の時代。

そんなわけでして、もっともっと詳細を知りたいという皆様には、ぜひ、ご本を読んでいただけたらな~っと。特に戦国時代が好きな皆さんには、ぜひともお勧めしたい!
武田家がなぜ滅んでいってしまったのか。中村先生ならではの分析、読み解きでもって語られていきますが、目からうろこが落ちまくりますよ!!
そして、盛信のかっこよさ、松姫の健気さと強さなど、登場人物の魅力にノックアウトされること間違いなしです。刊行は、4月を予定しておりますよ~!

さてさて、講演会が終わった後、先生と皆さんで、先生お勧めの老舗喫茶店『武蔵野茶房』に立ち寄りました。

皆さんが、コーヒーとホットケーキを注文する中、私はあんこ食いの魂を御しきれず、「クリームあんみつ」を注文してしまいましたよ。

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見てください、このセッティング。おしゃれですよねー!
正方形の和風のお盆の上に、和紙、そしてスプーンの側には一輪のお花が。

抹茶のアイスかソフトクリームかが選べまして、黒みつか白みつかも選べます。私はオーソドックスにソフトクリーム・黒みつにて♪

20160207-4すごいすごい!見てくださいこの豪華さ!
白玉、栗、色とりどりの寒天に、サツマイモの甘納豆まで入ってますよ!

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そして、あんこもちろん入っています。美味しい!
甘さ控えめの粒あんです。ほっこりとして、適度な水分。すっきりと上品な感じですね。

贅沢を言うと、ほかの要素を少なくしてでも、あんこの量が多いと嬉しいなあ。あっという間になくなっちゃいましたよ~><。。。

でも、それは、本当に贅沢なお願い。

これだけ具だくさんのサービス満点なクリームあんみつはなかなかないですよ!
作り手の心がこもったあったかいあんみつでした!

また、基本的には喫茶店なのかもしれませんが、こういった甘味やケーキのほかにも、親子丼のようなお食事ものも充実してる感じでした。家の近くに一軒欲しいなあ、そんなお店でね!

先生、今日もありがとうございました~!

武蔵野茶房
http://www.musashinosabo.com/index.html

file.113 玉屋製菓本舗の「大仏焼」

いちにちいちあんこ

以前から、鎌倉ホームの売店にあるこの「大仏焼」が気になっていたんですよ。
しかし、いつもじーっと見つめては、もうすでにお土産も買ったし、あんこものをそんなに一気に買ってもしょうがないしなあ、と思い、一度も買ったことがありませんでした。

また正直言って、「ザ・お土産」って感じじゃないですか。ホームのキオスクで売ってるお土産です。大量生産の出来あいのお味なんじゃないか、……そういう躊躇もあったことは否定できません。

だって、このパッケージ、ちょっと不安になりませんか?

20150120-5最近のお土産品ってお洒落なパッケージなったりしている中で、この包み紙だけ、DTP以前のものであろうことをほうふつとさせるデザインです。

……いや、まてよ。
って、ことは、逆をいくのではあるまいか…!?
つまり、最近はやりの大きなお土産お菓子専門工場で作ってるんではなく、意外と地元のお菓子屋さんで作ってるかもしれない。

そう考えた私は、あえて一歩踏み出してみることにしました。

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売店には中身の見本があったので、わかってはいたけど、やっぱりこれ可愛いな。
一個ずつ、透明のビニールで包まれてますが、あえて三つ一気にはがして、三尊形式に配置してみましたよ!!

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さらに三尊形式、強調版!
三尊、と言っても如来像三体ですからね、やたらゴージャスですよ。

もうこの段階で、味は普通でも充分、と思うくらいなんか満足してしまいました。いわゆる人形焼ですけど、大仏のかたちってだけでもうなんかいろいろクリア。

パッケージに刷られた製造元を見ると「玉屋製菓本舗」とあります。あれ??これって、住所からすると??と思い検索してみると、同じ住所で「玉屋本店」さんがヒットしました。名物「海苔羊羹」で有名な、江ノ島駅近くのの和菓子屋さん???

しかしHPを拝見しても、大仏焼は出てきませんでした。名前も微妙に違うし、違うお店なんでしょうか。でも電話番号も一緒だから、こちらで作ってるのかな??謎だ…

ま、それはともかく、さっそくいただいてみましょう!

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おおお!こしあんびっしり!
じっさいいただいてみると、あれれ??
美味しい。
生地も香ばしくてあんこも素朴ながら、かなりちゃんとしてますよ!
これは、当たりです!!

9個入って650円。このお味でこのお値段は、お値打ちだなあ。
お土産屋さんの一角に置かれている昔ながらのお土産お菓子ですが、かなりしっかりと美味しい和菓子です。

次回言ったときもまた買おうっと♪。