file.10 母特製「白花豆」

いちにちいちあんこ

週末はびっくりするような寒さでしたね。おまけに雨。私はすっかり雨に濡れてしまいちょっと泣きたい気分になりました。

寒い時、おなかがすいた時というのは、なんとも心細い気持ちになりますね。まるで天に見放されたような、この世界に自分が一人だけで佇んでいるような、そんな迷子のような気持ちになります(大げさ)。

そんな時、私を温めてくれるのは…そうです、言うまでもありません。あんこです。
あ・ん・こ!!!

私の場合、そこにカフェオレとかカフェラテがあるとなおよし。
日本茶も大好きですが、重度のコーヒー中毒なもんで、あんこにもだいたいコーヒーを合わせていただきます。

そんな心細い心持で、帰宅すると…おおおお!!!
はなまめこれはハナマメではないですか!?やった~!
母が、白花豆を甘く煮ておいてくれたのです。

早速アツいカフェラテを入れて、まだ温かい白花豆をわしわし食べました。それまでの孤独感がうそのように、こうして一気に孤独から立ち直ってしまいました(カンタン^^;)。

白花豆は、白インゲン豆ともいいますね。あんこ的に言えば「白あん」のことです。私はあんこと名の付くものはすべて好きですが、白花豆はベストスリーに入る大好きなあんこ。
はなまめ母はお料理上手なので、こういうものをとてもおいしくさりげなく作ってくれます。ちょっとしたおやつ代わりに、私は甘い煮豆(ほぼあんこ)を食べて育ちました。
栄養価も豊富で、甘いものではありますが、余分な脂や添加物も入ってませんから、間違いなく体にいいですよね。

皆さんも、ぜひ豆を炊いてみてください!おやつに最適ですよ!!

白花豆(豆類協会HPより)
http://www.mame.or.jp/syurui/syurui_10.html

 

file.9  たねやの「オリーブ大福」

いちにちいちあんこ今日は、尊敬する友人Kさんから、「いちあんこ、あげる~」と差し入れをいただきました。なんと、「オリーブオイルをかけて食べる大福なんだよ」と!

オリーブオイルをかけて食べる??
斬新すぎますよね?!

たねやさんは、私も大好きな和菓子屋さんです。もともと滋賀県は近江八幡の和菓子屋さんですが、今や全国で展開しているお店です。
初めてたねやの和菓子を食べたときは、確か名物の「たねや最中」でした。羊羹のようなあんを、食べる直前に皮ではさんで食べるっていうスタイル。真正面に美味しい最中です。ちなみに近江八幡のお店にも2回ほど行ったことあるんですよね。近江八幡は、素晴らしいお寺さんが点在してるので、大好きな街なんですけど、行ったらよらずにはいられないのが、洋菓子部門の名物・焼きたてバームクーヘンが美味しくてですね~(うっとり)。

おっと、脱線してる場合ではありません。今日は「オリーブ大福」ですよ!
オリーブ大福おしゃれなパッケージです!
小さな大福の真ん中にあるのがオリーブオイルです。これをかけて食べる、というわけですか!すごいアイデアですね。
オリーブ大福この美しいオリーブオイルは、イタリア中部にあるカステッロ・モンテヴィビアーノ・ヴェッキオ(CMV)社のエキストラバージン・オリーブオイルなんだそうです。この写真だと黄色く見えてしまうかもしれませんが、緑がかった美しいオイルです。
さすがに最高級のオリーブオイルというだけあって、まるでオリーブオイルのジュースみたいなフレッシュな匂いがします。
オリーブ大福大福の部分は、ものすごく丁寧に作られてることがわかる上品な味。あんこには塩が聞いていますが、この塩味が強めのあんこと、オリーブオイルが妙に合う!

たっぷりかけてもまったく重くならないんですよね。味としてはこしあんの大福、香りがオリーブ、みたいな感じです。

ううむ。不思議だけどおいしいわあ!

それにしても、この組み合わせ、よく思いつきましたよね。たねやさんは絶えず新しい商品を提案してくれるし、パッケージもすてきなんですよね。そして、オーソドックスな和菓子もまじめに作ってるかんじがして、ほんと、感心します。

Kさん、美味しいあんこもの、ありがとうございました!!

たねや
http://taneya.jp/okashi/index.html

file.8 一元屋の「きんつば」

いちにちいちあんこ昨日は、いつもお世話になっている出版社の近くにあってその渋いたたずまいがずっと気になっていた「一元屋」さんでついに「きんつば」を買いました。

「きんつば」は「金鍔」とかきます。「つば」は刀の鍔(つば)のこと。丸く整えたあんこの周りを薄くといた小麦粉で包み、油を引いた銅鍋で焼いたものを言います。
この和菓子が考案されたのは江戸中期の京都だそうですが、そのころには「銀鍔(ぎんつば)」と言い、上新粉(米粉)でまわりをまとめていたそうですが、現在は小麦のほうが一般的なようです。

また明治になってからは丸ではない「角きんつば」が広まったそうです。今はきんつばといえば四角という印象ですよね。
きんつば一元屋さんのきんつばも四角です。そしてパッケージには見事に刀の鍔も描かれていて、その由来もあらわにしています。
こちらの小倉あんは、甘さ控えめで、少し塩がきいている関東風です。こういう塩気のあるあんこは、いかにも関東ですね。関西のあんこで塩気のあるものってあんまりないんじゃないかな。
きんつば小豆の皮もやわらかくて、プチプチしてます。小倉すきにはたまらない食感です。

でも、最初に手に取ってみたとき、正直言って見た感じ小さいなあと思いました^^;。
なんだなんだ、この大きさなら二個は食べなくっちゃだわ、なんて思ってたら、その考えは甘かった。
食べてみますと、必要十分な量!見た目以上にずっしりとおなかにたまります。
この塩気のあるあんこを美味しくいただくには、これくらいの大きさが適量ですわ。さすが、わかってるなあ。

今日もおいしゅうございました♪

一元屋
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13006404/