file.16 十万石の「十万石まんじゅう」

いちにちいちあんこ

「うまいうますぎる!」。

このフレーズ、ご存じの方がいたら、そうそれは埼玉県民または埼玉出身者ですよね。

子どものころ、埼玉テレビでやたら放送されていたローカルCMのコピーで、もともとは版画家の棟方志功さんの言葉なんですって。棟方画伯のイラストとともに、埼玉県民にとって強烈な記憶として今も魂に?刻まれています。
埼玉県北部の行田市の和菓子なので、中西部出身の私からすると「北部に住んでいる伯母がお土産でもってきてくれる美味しいお饅頭」という存在です。

そんなわけで、こちらの十万石まんじゅうは、ほんとによく食べてきました。でも何度食べても、きっちりおいしいんですよ~。全然飽きません!!
十万石まんじゅう皮にはつくねイモや米粉がつかわれてるそうで、いわゆるじょうよ饅頭ですね。しっとりもっちりしていて何とも言えないいい香りがします。そしてなかのあんこは…
十万石まんじゅう
ものすごく密度の濃いこしあん! 甘さはしっかりありますが口どけがとてもすっきりとしたあんこです。

まあ、この十万石まんじゅう、あんこが嫌いという人を除けばほとんど好き嫌いはないだろうな~という安定した美味しさですね。
素材そのものの味をいただける、って感じで、なんだか安心して食べられる気がします。

ネットで調べましたら、最近では、都内ではナチュラルローソン新宿西店でも売ってるらしい。なるほどなあと思います。

十万石
http://www.jumangoku.co.jp/index.html

 

file.15 ベルビューの「クルミあんぱん」

 

いちにちいちあんこ

最近は自家製天然酵母にはまり、すっかり手作りの人になってますが、天然酵母パンのお店も変わらず見つけては買って賞味しています。

私のお気に入りは何といっても、隣町にある天然酵母パン屋さん「そのつ森」さんですが、車でないといけない距離なので、今日は買いに行けません。

お昼には自分で焼いた天然酵母パンを食べた後、ふと思いついて高坂駅前にある古いパン屋さん『ベルビュー』にいってみました。

こちらは本当に古いパン屋さん。「ザ・昭和」って感じの懐かしいパン屋さんです。なので、パン屋さんあるなあ、と思ってたんですけど、天然酵母にはまってるもんで、ちょっとスルーしちゃってました。

そしたら、Kさんが「あそこ、実は天然酵母のパンも売ってるんだよ」とおっしゃるではないですか!…それはぜひ一度試さないと、と思っていたんですよね。

さて、そこで購入しましたのがこちら・・
くるみあんぱん結構大きいです。そして、見るからにおいしそう!
お店のご主人も、すっごく優しそうなおじいさんです。この人が作ったんだったらそりゃまじめで美味しいパンだぞ、と思いました。
くるみあんぱんあんこはこしあん。パン生地はしっとりとしてて香りがにおい立つようです。
確かにこれは、イースト菌ではないなあ。でも、いわゆる自家製酵母ではないかもしれません。ふんわりと優しい生地なので…

あんこも、しっかり美味しいです。お店で作ってるあんこではないかもしれませんが、質のいいあんこです。

クルミもたくさん入っていて、なんだかとっても真面目にちゃんと美味しいパンでしたよ。
これで136円というのは本当にお値打ちです。もうちょっととってもいいと思うけど、ご主人の主義なんだろうなあ。

ベルビュー
東武東上線高坂駅前

file.14 中田屋の「きんつば」

いちにちいちあんこ
GWもあっという間に過ぎ去りました~。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私は珍しく?一生懸命働いておりましたよ!毎日毎日ゲラ(校正紙)とにらめっこです。

そのお仕事のほうも昨日無事戻すことができ、予定通り今日は休みを取ることができました。
二か所のパン屋であんぱんを買って食べ比べをしてしまいましたが、それをご紹介するのはさておき、先日いただいた「いちあんこ」をまずはご紹介しましょう。

きんつばまたもや友人Kさんの差し入れ。
#いつもありがとうございます、Kさん!
金沢土産のおすそ分けにきんつばをいただきました!

こちらは、金沢市内にあるきんつばの名店「中田屋」さんの看板商品らしいですよ。
金沢の和菓子は本当に美味しいですから、めちゃくちゃ心が躍ります!
きんつば左が小豆、右がえんどう豆。
中田屋さんのHPを見ると、小豆は北海道産の大納言、皮は丹波産の寒天を使用。とにかく「餡子」に自信あり!といったかんじ。
これは期待が高まります。
きんつばなかみおおお、カンペキです!

見てください、この美しいあんこたちを!!

どちらのあんこも、甘さ控えめ。豆の味を生かす程度の甘味で、豆の風味がダイレクトに来ます。美味しい!

さすが金沢だな、という味です。

やっぱり京都もそうなんですけど、なんか品があるんですよね。それがあんこの味にも現れています。洗練されてます。

島根の松江も、和菓子が飛び切り美味しくて洗練されていますが、江戸時代にお茶道が奨励された町の生菓子は、本当に洗練されてますよね。うううむ。

中田屋
http://www.kintuba.co.jp/main.html