「山登りせんべい」で売りだしてほしいっ!!!「富士山せんべい」by金時せんべい@野方

昨晩は、アジアとアジアごはんをこよなく愛する友人たちと結成した「アジア食文化研究会」こと「アジ研」の新年会で、中野のタイ料理屋さん・トンホムさんへ。

こちらのお店、ちょっとびっくりするくらい美味しくて、
「タイ料理を日本で食べるなら、もうあれこれ迷わないで、このお店に行けばいいんじゃないかしら」

なんて思ってしまうレベルでした。

日本のタイ料理屋さんも美味しいところはたくさんありますし、本格のお店も多いのですが、なんだか最近お値段もお高いような気がするんです。
でも、こちらは、良心的なおシャレ居酒屋と同じくらいのお値段でいただける上に、味は本格的でおいしい。バンコク内でこのお店があっても通うな、ってレベルですから。
店長さんも店員さんも明るくていい感じで、色んな意味で大満足でした。

さて、そんなお店を紹介してくれたMさんが、さらに「お年賀ね」といって、こんなかわいいものをくださいました。

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こちら、おせんべいなんですって!
可愛いパッケージですよね^!!

さらに、なかをあけてみましたら、おおおおおお!!!

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ぎゃ~~~!

なにこれ、めっちゃかわいいんですけど~~~!!!!!

裏のラベルシールを見ましたら、「富士山」「ざら富士」「夏富士」とあります。

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こちらが「富士山」。
白い糖がけが雪なんですね。可愛い!
そして、何もコーティングしていないのが「夏富士」、ザラメがかかっているのが「ざら富士」なんだそうです。

お味のほうも本格ですよ!
軽めの醤油煎餅に、ふわっとやさしく溶ける糖がけ…。

美味しいです!

いやあ、ちょっとこれまた逸品ですよ!

これ、季節の商品なんでしょうか。
私の周りは山をこよなく愛する人がたくさんいるんですが、みんながこの存在を知ったら「おおおお!」ってなると思うんです。

山型のおせんべい、っていうのはほかにもあると思いますが、味はもちろんのこと、ちょうどいい形、ビニールパッケージにある可愛い登山者のイラストがですねええ!

20160108-4ちゃんと富士山登ってるんですよ~~!!
可愛すぎますよ~!!!

いやあ、ちょっと興奮してしまいました。
これ、可愛い目出度い富士山の箱に5枚入ってるパッケージなんですが、通常の時期は「山登りせんべい」とか言って売ってくれたらいいのになあ!
もちろん、「富士山せんべい」のままでも、たくさん売れると思いますが、「山登りせんべい」なんて書いてあるパッケージからこのおせんべいが出てきたら、絶対盛り上がっちゃいますよ~。(私の身の回りだけかな…^^;)

場所は西武新宿線野方駅まだそうですが、通販もされてるみたいです。

皆さんもぜひ試してみてくださいね!

金時せんべい
http://kintokisenbei.com/index.html

2016年、新年あけましておめでとうございます!

2016onenga

旧年中は格別のお引き立ていただきまして、
誠にありがとうございました!

本HPも、早いもので4年目を迎えました。
おかげさまで見てくださる方もちょっとずつ増え、
最初の年から数えますと4倍の方が遊びに来てくれるようになりました。
本年も一生懸命アップしていきたいと思っております。
どうか今年も遊びに来てください!!!

編集のお仕事のほうも、
フリーになって5年目に突入しました。
振り返りますと、私なりにですが、
新しい一歩を踏み出すことができた一年でした。

書籍編集のお仕事をメインにということは変わりませんが、
ライティングのほうも、やりがいのあるお仕事をいただくことができ、
ドキドキしながらも楽しくお仕事させていただきました。
関係者各位様、本当にありがとうございました!!!
今年も初心を忘れず、お預かりしたお仕事を丁寧に、
心を込めて仕上げていきたいと、改めて思っております。

歳を重ねると、本当に一年経つのが早くなっているような気がします。
やりたいことがあったら、後回しにしないで、「今やる」。
もう、そんな時期に入ってるんだ、とハタと気づきました。
ビビりなもので、ついつい、

「まだだめだ、もっと練習してからトライしよう」

そんな風に考えてしまいがちなんですが、
2016年は、そんな思考のクセを変えていこうと思います。

だめでも、下手でも、やってみる!

そんな一年にしたいと思っております。

本年も引き続きのご愛顧、
なにとぞよろしく お願い申し上げます!

ありをりある.com 編集長
武藤郁子 拝

聖武天皇にも小さな子どもにもそそがれる優しい視線。生き生きと立ち上がる人間の素晴らしさ!『語りだす奈良』/西山厚著(ウェッジ刊)

かつて担当させていただいた、『感じる・調べる・もっと近づく 仏像の本』(仏像ガール著)で、監修をしていただいた西山厚先生。

私にとっては、恐れ多くも「心の師匠」であり、名著『仏教発見』(講談社新書)以降、単独のご著書を待望する声が巷に溢れておりましたが、ようやく出版されました~!まさに待望の一冊です!!
なんとありがたいことに、先生が送ってくださったのです。本当に嬉しいです!!

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『仏教発見』でも、ぽろぽろ泣いてしまいましたが(正直言うと号泣しました)、今回もまたたくさん泣いてしまいました。予想した通りでした。これは電車の中では読めません。

先生の文章は、非常に明るくわかりやすく、仏教のことをよくわかっていない私のような素人にもよくわかるように、優しく語り掛けてくださいます。そして、その優しい言葉の重なりが、激しく心を揺さぶるのです。

私は以前、少しお酒をいただいた勢いもあり、生意気にも先生にこんな風に申し上げたことがります。

「先生の文章を拝読しておりますと、聖武天皇が、光明皇后が、生きてそこから立ち上がるんです。そんな言葉を紡げるかたなんてほかにいません!」

正確にいうと、「文章」だけではありませんね、「お話」からも、というべきでした。先生は語りの名手としてもそれはもう高名でらっしゃいますから。

先生の言葉によって、歴史上の人物が、まるで今ここにいて、優しく微笑んでいるような気がしてくるんです。そんな思いを抱く「言葉」に出会うことは、私にとって初めてでした。

そして先生の言葉は、弱き者へその視線が向かったときに、さらに優しく優しくなります。幼稚園の子どもたち、小学生の子どもたち、障害のある人たち……。
そして、愛する我が子を一歳になる前に亡くしてしまい、悲しみに狂いそうになる、聖武天皇と光明皇后にも……。

歴史上の偉人にも今を生きる子どもたちにも、時空を超えて、等しく「尊いやさしさの種」のようなものを見つけられ、それをさっと取り出して見せてくださるんです。それこそが仏教にいう「仏性」なのかもしれません。

今回のご本は、毎日新聞の「奈良の風に吹かれて」という連載を一冊にまとめられたものだそうです。タイトルから連想される通り「奈良」に関するお話をベースに、仏教、歴史上の人物に関するものもあれば、先生が旅をされるというお話もあります。一篇はとてもコンパクトなエッセイでお話は全部で118篇。
随所で胸が熱くなったり、涙がにじんだりしてしまいますが、そのたびに「人間っていいなあ」「生きていくっていいなあ」という気持ちになるのではないかと思います。まさに先生のやさしさと愛に溢れた一冊です!ぜひお手に取ってみてください!!

(むとう)