file.45 澤田屋の「栗きんとん」

いちにちいちあんこ

行動派の両親が、一泊で何やら長野のほうに紅葉を観に行ってきたそうです。よろしいですなあ。紅葉は、埼玉のこの辺りでもかなりきれいなんですけどね。自然にあふれたところに住んでいても、紅葉狩りはまた別腹ということでしょうか。

さて、その紅葉狩りのお土産がこちら!
栗きんとん「木曾伝承の栗きんとん」とあります。ということは両親は木曾のほうにいってきたのかな?(あいまい)

木曾の栗きんとんといえば、……そういえばよくこの時期になると新宿小田急に期間限定のお店が出てて、私も何回か買ってたなあ。結構お値段もそこそこするんですよね。

考えたら「栗きんとんはあんこものなのか」、という疑問がふと脳裏をよぎりましたが、まああんこカウントで、いいでしょう!ね!?
栗きんとん中津川の栗きんとんって本当に有名で、中津川の和菓子屋さん何店かで作ってますよね。このお土産の澤屋さんというのは多分初めていただきます。
栗きんとんおお、そうそう、こんなかんじですよ!
ちょっと写真、ピンとずれてますね。すみません^^;。とにかくこの「栗きんとん」は、「そのまま和栗」って味。和栗は海外の栗よりも少しあっさりしてすっきりした後味ですが、こちらはまさにそれ。

栗きんとん中を割っても、全部、栗!
これ、栗好きにはたまらないですよね~~!

私も栗大好きなので、大事に大事にいただきました。美味しゅうございました♪

澤田屋
http://www.sawadaya.com/

 

file.44 鶴屋吉信の「つばらつばら」

いちにちいちあんこ

日々は過ぎ去り、あっという間に11月も後半に突入。
早いですねえ。もうカンペキ冬って感じですものねえ。

さて、昨日は、「仏頭展」@東京藝術大学美術館と東京国立博物館へ行ってきました。タイミングのいいことに、偶然に石造センパイ@イシブもご一緒でき、久しぶりにいろいろお話しできて楽しい一日でした。

歩き疲れた私たちは、トーハク平成館一階に出店している京都の和菓子屋「鶴屋吉信」さんで、甘味を購入。

私は、大好きな「つばらつばら」を。センパイは「京観世」。両方とも鉄板で美味しいですよねえ。

ちなみに、HP拝見しますと…

「つばらつばら」とは、万葉集にも登場する風趣あることば。 ”しみじみと・心ゆくままに・あれこれと ”の意味があります。 万葉の歌人・大伴旅人は、太宰府長官として九州に赴任したとき 「浅茅原 つばらつばらにもの思へば 故りにし郷し 思ほゆるかも」 と歌を詠んで、故郷の遠き都へ想いをはせました(HPより引用)
なんだそうですよ。大伴旅人の和歌からの命名だなんて、さすが都ですなあ。「しみじみと、ここ行くままに・あれこれと」っていいですね。本サイトの名前「ありをりある」は造語ですが、「飾らずありのままにそこに在る」という意味でして、結構似てるような…。
つばらつばら
パッケージは、秋仕様になってます。可愛い!
いつもは浅い茶色の縞々と白のコントラストがモダンなパッケージですけど、こういうのもすてきですね。
つばらつばら

中はこんなセットアップです。本当に丁寧な包装ですよね。きれいだなあ。
つばらつばら台紙のように添えられた由緒書き。少し厚めの良質な紙に、スタンダードな明朝体に墨一色で印刷されています。過剰パッケージといえばそうですが、「すぎる」と感じさせず、さりげなく「丁寧」と思わせるところが、京都らしいですね。見事です。
つばらつばら美味しい!!

何度食べても、本当に美味しい!

しっとりもちもちな皮、しっとりさらりとした粒あん…。手に持った時はちょっと小さいなあ、この量なら一気に3個は行けるよ、と思うんですけど、一個食べ終わったら、一個でちょうどいいな、と思うんです。それだけ満足感があるってことですよね。

博物館を歩き回ってくたびれていた私たちも、すっかり元気を回復できました。やっぱりおいしいあんこのパワーはすごい!

鶴屋吉信
http://www.turuya.co.jp/syoukai/yaki_tsubara.html