今年初めてのいちにちいちあんこは、昨年のあんこから。
思い切りいいわけなんですが、年末は本当にボロボロスケジュールで、振り返ってみましたら、12月は一度もいちあんこアップできてませんでした。
でも皆様、ご安心ください。
ワタクシ、確実にいちあんこはこなしております。単純にアップできないだけですからね。そんなわけで、12月、思い出のあんこ、という趣で今日はお送りしたいと思います。
しかし、奇しくもおめでたい名前のあんこになってます。なんか嬉しい。
年末、久しぶりに、大学時代の先輩方にお会いしましたら、美味しいあんこものをいただいちゃいました。さすがわが先輩、Mさん!
実は名前を失念してしまってなかなかわからなかったんですが、渋谷のヒカリエで買ったの、というコメントを頼りに調べてみましたら、銀座松濤さんの「松濤まんじゅう」と「松濤もなか」だということが判明!
この「銀座 松濤」さんという、何やらゴージャスな地名が二つくっついたようなお名前のお店は、源吉兆庵さんの新ブランドみたいですね。
なるほど、だから源吉兆庵さんの紙袋に入ってたのかあ。
まずはこちら!「松濤まんじゅう」です。
見るからにもっちりしっとりとした生地。中央には手亡豆の甘納豆が乗ってます。すごく小ぶりでかわいらしい様子。
中はこんな感じです。とにかくしっとりもっちりな黒糖の生地に、上品なこしあんが入っています。生地の黒糖とこしあんが相まって、まるで黒糖あんのような気さえするお味。
生地は蒸しパンみたい。先輩のお話しでは、その場で蒸しあげてるとのことでしたので、なるほどという感じ。そしてこのもっちり感は、米粉が入ってるかな?
へんな言い方かもしれません、生地がしっとりしているので「つるっと」滑り込んでしまう感じ。気が付いたら三つ食べちゃってた、みたいなスムーズさで危険。
可愛い形!
いかにもおめでたい形でいいですね。
松濤と言えば、渋谷区の高級住宅街・松濤を連想しますが、そもそもの意味は「松に吹く風の音を波の音にたとえて言う語」(日本国語大辞典)なんだそうです。
風流ですねえ。
さてそしてこちらはしっとりとした粒あんです。かなりしっかりと甘い。白みつかかってるようなつやっと感。小さいですが、かなりの存在感。濃いお茶に合いそうですね。
いやあ、おいしうございました。
お値段もかなりリーズナブルみたいですので、普段使いにもいいですね!今度ヒカリエにいったら、自分でも買ってみます。
Mさん、ありがとうございました~!
「銀座 松濤」
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13140326/