仕事先で場所を借りて作業をしていると、Yさんがにこにこしながら…「むとうさん、どらやき食べますか?」とおっしゃる。
Yさんは、いかにも京都出身といった洗練されたオトナな男性なのですが、甘いものも大好きで、しかもカフェなんかにも詳しくて、さらに美味しいパン屋さんにも詳しい…という稀有の人。
そんなYさんが下さる甘いものは、間違いのないものばかりです。
#それか、チャレンジャーな組み合わせのものかどちらかw
はいはい、もちろん喜んでいただきまーす!といそいそ寄っていくと、
「うさぎやですよ♪」とさらににっこり。
うっほ~!まじっすか~!
心象風景としましては、万歳三唱、花畑をスキップで走り回る…、みたいなかんじ。
ワタシ的には最高レベルの喜びの状態…。
「著者がお土産でもってきてくださったので、おすそ分け」
「おおお!その先生、間違いなくいい人ですね!!」
そう叫ぶ私に、Yさん苦笑。……いや、だってだって。
上野うさぎやさんのどらやきは、御徒町と湯島の間あたりの、あそこまで行って手に入れないと買えませんから。近所でもない限りは、お土産に持っていこうと、とわざわざ足を運んで、買ってきてくださってるわけです!
以前、すずめやさんのどらやきを持って頼みごとに来た知人に感動して、ついつい骨を折ってしまったお話をしましたが、こちらの上野のうさぎやさんもまさにそう。
職人さんがていねいに材料を吟味し、美しく仕上げたどらやきは、繊細で日持ちもしませんから、その日買ってその日届ける、そういう昔ながらの心づくしのお土産なわけですよ~。
こちらが、お馴染み、上野うさぎやさんのどらやきです!
いよっ!待ってました~~!
見てください、この美しい生地の色!
きめ細やかな肌!
柔らかくてしっとりふんわりな生地だということが、見てとれますよね! ううう、よだれ垂れそう。
そして、あんこ!!
見てください、この美しいアズキの色を!アズキ本来の赤い色がよく残ってるでしょう??
このあんこが、ま~~~美味しいわけですよ!アズキの深いコクもありますが、とても上品でサラッとスルッとしてます。アズキの皮はあくまでも柔らかく、アズキの形を保つという役割に徹し、口の中ではするりとほどけます。舌に皮が当たるような感じはまるでありません。
今回、久しぶりに食べて改めて思いましたが、やはりこちらのどらやきはすごい!
生地の素晴らしさ、あんこの素晴らしさ、そしてそのバランスの妙。まさにパーフェクトです!
何度食べても、この感動ですよ。ほんとすごいです!
Yさん、本当にありがとうございました!