『生きていてもいいかしら日記』がやば面白い!

先日、P社のYさんが、すっごい面白いから是非読んでみて!とくださった『生きてもいいかしら日記』。

ちょっと作業で疲れた帰り道、電車の中でさっそく読み始めたら、ぶっと噴き出してしまって、笑いをこらえるのに苦しい苦しい。おかげさまですごいあやしい人になってしまいました…ってくらいめちゃくちゃ面白い!

(さすがにやばいと思い、急いでほかの歴史小説を読むことにして、家に帰ってから思う存分大笑いしながら堪能しました)

著者の北大路公子さんは、札幌在住の独身・40代フリーライター。日々飲んだくれて管巻いて、小さくも楽しく暮れていく日々…。

 

20131202

なんかもう、心当たりがありすぎて、ほんとヤバい。面白いけど、ヤバい。

「座右の銘は『好奇心は身を亡ぼす』でえす」、という公子ねえさん。なるたけ動かず、ただひたすら体脂肪を増やす日々。むう、なんかきいたことあるわあ。

ちょっと安心しますのは、解説で恩田陸さんも「ひょっとして生き別れの双子の片割れなんじゃないか」なんて非常なるシンパシーをあらわにされているところ。

そっか、そう思う人が多いからきっとこの本売れてるんだわあと胸をなでおろす私…。

しかしここではた、と気づいてしまったのです。

「この本、むとうさんは絶対面白いって言ってくれるはず」と、くださったYさん。
ひょっとして私の日常生活がこんな感じだと思ってる!!??

独身だし、40代だし、フリーだし…。唯一違うのは、お酒が飲めないってとこ。お酒が飲めないからあんこに走ってる、この一点だけが異なる…。
いやいや、そんな、考え過ぎよ、郁子。そうよそうよ、考え過ぎだわよ。

(……(沈思黙考)……)

…いや、でもいいんです。毎日楽しく笑って生きてるのが一番!
公子ねえさんと共通点が多い、と思われたとしたら、それは光栄なことなのです!

女性だけでなく、男性も共感を持つ人たくさんいると思います。お勧めですよ~!

『小学百科大事典 きっずジャポニカ 新版』(小学館)

今朝起きたら、そうそうに何やら重い宅急便が届きました。

小学館さんからの荷物。
……おおお、これはひょっとして、あれではないですか??!
去年のいつだかに、ごくごく一部お手伝いさせていただいた『キッズジャポニカ』の新版!!

これだけ大きな事典に対してあまりにもわずかなお手伝いで、一年以上前のお話。どの項目をやったんだっけ、というくらい淡くてほわっとした記憶…。そんな私にも、見本誌を送ってくださるなんて、さすが小学館さんだなあ。ご手配いただいたのはIさんですね。Iさん、本当にありがとうございました!

そんなわけで、とても新鮮な気持ちで拝見させていただきました。そんな私がご紹介するのもなんだかとてもおこがましいのですが、とても素晴らしいご本なので、ご紹介させてください。
きっずジャポニカそれにしても、すごい本ですねえ。まずこのカバーデザインが可愛い。イラストがいいなあ。事典でありながら、良質な絵本みたいな感じもする。ワクワクする感じ。

中を見ると、写真もイラストもこれでもかとてんこ盛りです。漢字には全部フリガナがされてますから子どもが一人でも十分に引けるでしょう。

オトナが見ても十分に楽しめます。というか、これだけたくさんの項目を網羅してますから、大人用としても十分じゃないかなあ。

最近では、子供用の図鑑や辞典がよく売れるそうですが、こちらも売れそうですね!6500円というとちょっとお高めに思われる方もいらっしゃるかもですけど、この内容でしたらおつりが来ちゃうかんじですよ!!いい大事典です。

(あ、ちなみに今年いっぱいまでは「発刊記念特別価格」で6500円+税で、来年以降は7200円+税になるそうなので、ご注意くださいまし)。

ぜひお手に取ってみてください!
なんだかウキウキワクワクしちゃいますよ~!
(むとう)

file.46 平野屋の「甘納豆」

いちにちいちあんこ

土曜日は、H山先生にお供して、落語を観に行ってきました。

演芸作家でもある先生に、解説していただきながら拝見できる、というだけで十分にご褒美なのですが、先生は、こんな素敵なお土産をご用意くださっておりました。

甘納豆

「いや、いくちゃんの好きなあんこじゃないけど、甘納豆。ほら、それにこの店、本所だしさ…」

いえいえいえ、甘納豆も、私の中では勝手にあんこカウントでございます!!
っていうか、大好物でございますぅ~!

それにしましても、なんと言うお気づかいでしょうか(涙)。

先生のお作『本所おけら長屋』の舞台は、その名の通り「本所」です。今私もお手伝いさせていただいてるので、そんな風におっしゃられたわけですが、まさに、江戸っ子の心意気ですよお。このさりげないお気遣い…。ううう…。本当に何よりそのお心が嬉しいです。

早速帰宅してから、家族でいただきました。
甘納豆

みてください!!

この美しい甘納豆たちを!!

うぐいす豆、おたふく豆、白インゲン豆です。豆本来の色がこれほど美しく残っている甘納豆、なかなかないですよ。美しい黄緑色、濃い紫、そしてベージュ。

そしてもちろん、味もカンペキ!

昔ながらのパッケージですし、周りについている糖分の感じから、けっこうオールドスタイルの甘目な味付けかと思ったら、むしろ甘さよりも、風味が際立つかんじです。いや、甘さもちゃんとあるんですけど、豆の風味がちゃんと立ち上がってる、というほうがいいかも…

そして、外側は糖分でカラッとしてますが、中はびっくりするくらいふわっと柔らかで、しっとりしてるんですよ!!
お多福豆例えばこのおたふく豆。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、中面ものすごくしっとりとしていて、ほわっとしてます。周りについている糖分から、甘そう、と思われるかもしれませんが、甘い!って思わないんです。絶妙なバランス!

いやあ、なんかもう、甘納豆の認識変わっちゃいました。

H山先生、本当にありがとうございました!

平野屋
http://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13105193/