あけましておめでとうございます!
新年ということで、私事ながら昨年を振り返ってみたいと思います。
2021年は、私にとってとても大きな出来事がありました。それは、初の単独著『縄文神社』を上梓できたことです。おかげさまで、多くの方に手に取っていただき、私が提案した《縄文神社》という概念・アイデアは、賛同していただける方が少しずつ増えているように思います。本当にありがたいことです。刊行後も、群馬県、長野県と取材を続けています。これから茨城県、栃木県、山梨県を取材していく予定です。
そして編集として担当させていただいた『おけら長屋』シリーズも16巻、17巻発売されまして、150万部も目の前まで来ております。畠山先生の筆は、ますます冴えわたり、巻を重ねるごとに初動がどんどん伸びているのですが、これは本当に奇跡のようなこと。先生のお力はもちろんですが、おけら長屋を愛してくださる書店の担当者の皆様と、おけらファンの皆様のお力添えがあってこそです。ありがたいとしか言いようがありません。
さらに、大人気でお忙しい関先生のご本を一年で二冊、しかも一冊は書きおろしでお預かりできたことは、思いがけぬ僥倖でした。一人でも多くの古代史ファンにお手に取っていただけたら幸いです。
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2021年のご挨拶で私は「初心を大切にしたい」と書かせていただきました。2022年でも、引きつづき「初心を大切にしたい」と思います。
私は何十年たっても要領が悪く、とにかく全力で取り組むしか能のない人間です。しかし、この年齢になってもそのへんが変わらないところを見ると、つまりこれが私の個性なんでしょう。そんな個性を大切に、初心を忘れず、編集もライティングもしっかりと取り組んでいきたいと思います。
今のところ決まっていることを見ていきますと、ライティングに関しては、刊行は再来年になりますが、自著本を2冊、取材をスタートさせました。どちらの本も大好きなテーマです。そんな機会を与えていただいて、本当に嬉しいですし、ワクワクしています。ショートカットをしないで、一つ一つ丁寧にぶつかっていきます。
また、それに伴って、今年は各地への取材がてんこ盛りです。去年よりはコロナも落ち着いて、動きやすくなることを祈りながら、待ちきれない気持ちでいっぱいです(去年できなかったイベントとかできたらいいなあ、というのは何の計画もない、ただの希望)。
そして編集仕事の方では、畠山先生の『おけら長屋』シリーズは3月と9月に18巻と19巻を刊行予定、関先生は4月に書きおろしのご本を刊行する予定が決まっております。こちらも今からワクワクしております。
それから、本サイトのほうでも、日ごろの動きをちょっとずつでも書いて更新を頻繁にしていきたいと思います。加えて去年始めた『縄文神社.jp』の方も、リアルタイムで上げていけるようにしたいな、と。
こうしてみますと、2022年は課題も多く、ちょっとハードですが、その分かなり面白くなりそうな気がしております。毎日を大切に、今年も頑張っていきたいと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます!
令和4年1月1日 武藤郁子 拝