あんころもち……。
いいですよね、この言葉。ホント。このなんともいえない優しげなホワホワした語感。
あんこもち、じゃないですよ、あんこ「ろ」もち。
この「ろ」がいいじゃないです。
なんかコロコロして。
辞書で調べてみますとね、あんころもちは「餡転餅」とかきまして、「アズキの餡の中を転がして、外側に餡を付けた餅」をいうそうです。
まさに日本中津々浦々で食べられているあんこもの。
その中で、まさに「キングオブあんころもち」といえば、・・・そう!
皆さん、ご存じの「赤福餅」ですよね!!!
もう先週のことになってしまいますが、ご本を担当させていただいております大阪在住のAさんがお土産にとくださったものです。Aさん、いつもありがとうございます~~!
いや~、もう。
本当に赤福っていいですよねえ!
ピンク色の表紙をとりますとあらわれる、このセッティング。
ヘラが一個なのは、一人でこれを一気に食べなさい、という意味なんでしょうか。さすがの私もそれはちょっと無理だよな、といつも思います。
あまりにもメジャーなお土産もので、なんとなく麻痺しちゃいますけど、このおつつみ、しゃれてますよね。
しおりのようについてくる、右上の紙。そろそろ田植えの時期という季節を感じさせてくれます。良いですねえ。
そして、おなじみのこちら!!
あんこの表面の筋と言うのは、伊勢の五十鈴川の清流を表わしているんですって。ゆかしいですねえ。
これで一個。ワンスクープ。
あんこはトロリとしたこしあん。柔らかいお餅にこのこしあんが絡んで、美味しい。いくらでもいただけちゃいます。
もちろん、お土産品として大量生産していくと、手作りのあんこにはなかなかかなわない、というところは正直言ってありますが、それでも十分美味しいと思います。
製造元の赤福さんは、創業が1707年という老舗です。
偽装問題などで、危機的な状況もあった赤福ですけど、ぜひ原点に立ち返って頑張っていただきたいですね!
ちなみに、喫茶コーナーで食べられるという夏季限定の「赤福氷」というのがありまして。
一度でいいから食べたい!……と毎年温かくなってきますと一度は考えるのでした。
赤福
http://www.akafuku.co.jp/