連載の作業でお邪魔していたP社さんの作業スペースに、いつもお世話になっているYさん登場。
「むとうさん、本日のおやつ~」
おおおお!
こ、これは?!
「栗きんとーん!」
「いただいたのでおすそわけ。どうぞどうぞ」
さすがYさん!
中津川の栗きんとん、まさにシーズンに入りましたものね!
中津川は「栗きんとん」発祥の地。
「栗きんとん」は例年、9月から11月ごろまでしかでまわらない贅沢な和栗のお菓子です。
ちょっと検索してみましたら「中津川栗きんとん巡り」なんてサイトも運営されてます。
http://kurikinton.info/
こちらによりますと、中津川で栗きんとんを作る和菓子屋さんは14店。各店のを一個ずつ詰め合わせた「栗きんとん巡り」なんてのもあるんですね、わあ、食べ比べできるんだなあ。
それはともかく、私がいただいたのは川上屋さんの栗きんとんです!
川上屋さんは、創業は幕末、1864(元治元)年。元禄年間創業の「すや」さんに続く老舗です。
蒸した栗とお砂糖だけでつくるという、中津川の栗きんとん。栗きんとんというと、甘いお芋のマッシュの中に栗が入ってる タイプのことを思い浮かべてしまいますが、中津川のはちょっと違う。
「秋になれば山栗が実り、収穫した栗をゆでたり焼いたりして食べました。 やがて砂糖が一般の家庭でも使えるようになると、蒸した栗をすり鉢でつぶし、砂糖を混ぜて餅やごはんなどにかけて食べました。また、茶巾で絞ったものが栗きんとんの始まりとされています。 明治の中頃になり、和菓子屋によって「栗きんとん」として商品化されたと伝えられています。」(「栗きんとんめぐり」HPより引用)
…だそうですよ。
栗が豊富に取れる土地ならではのお菓子、と言えますよね。
100パーセント、ほぼ栗!
この贅沢さ!
甘さも最低限に抑えていますよ。
小さいですが、和栗の濃厚な風味がどっしりとして、食べ応えがあります。
まさに、この季節ならではの美味ですね。
ある意味、中津川の栗きんとんこそ「栗あん」の最高峰と言えるかもしれません。
はああ、幸せです♪
最近では、東京の百貨店なんかでも季節限定で出店しているのを見かけたりします。中津川までなかなか行けない、という方も、見かけたら一度食べてみてくださいね~!
ちなみに川上屋さんはネットショップでも買えるみたいですね。
川上屋
https://www.kawakamiya.co.jp/