file.85 お菓子の香梅の「誉の陣太鼓」

いちにちいちあんこ

いつもお世話になっているP社さんで作業をしていると、これまたいつもお世話になっているYさんが嬉しいおすそ分けを持って登場。

九州出張から戻ったばかりというYさんから頂いたのは、こちら!

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「誉の陣太鼓」!!

熊本の銘菓ですよね~!めっちゃ有名!

すごく特徴的なのはその食べ方です。

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付属の紙ナイフみたいなので、パッケージの上からダイレクトに切り取って食べるんですよね。

Yさんは、もちろんナイフも一緒に下さったのですが、バックに入れて持ち帰ったらどこかに入りこんでしまいまして…^^;

自宅にあるフォークでいただくことにしました。

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紙の箱を開けますと、こちらが入っています。まさに陣太鼓!という丸型に巴紋。

そういえば、太鼓に巴紋というのは、よくありますけど、なぜ巴紋なんでしょうか。それによく見ますとこちらに使われている巴紋は、右二つ巴です。何となく三つ巴のほうがよくみる気がするので、ちょっと変わってるなあ、と思ったり。

巴紋は宇佐八幡宮など寺社仏閣に縁が深いですが、宇佐八幡宮の神紋は三つ巴みたいですね。三つ巴が圧倒的に多いみたいなので、右二つ巴にしたのは何が理由があるのでしょうか。

ま、余計なことは置いておいて、とにかくいただきましょう!

anko20150127-4あ、しまった。本体にまで切り込みを入れてしまった。切込みを入れてまずこの包みをはがして見るのが正しかった。
せっかくの食べ方を無視してしまいましたが、味に変わりはないということで、ね。
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粒あんの中央には求肥が入ってます。あんこはふっくらと炊かれていて、甘さは中庸。好みが割れないちょうど真ん中な味なんじゃないかな、と思います。

よく名物に旨い物なし、なんて言いますが、私はそんなことは絶対ない!といつも思います。みんなに愛され続ける、というのは並大抵のことではないです。作り手の努力のたまものだと思います。
熊本のお土産として有名なお菓子ですけど、誰にでも愛される、上質な塩梅の和菓子だと思います。

Yさん、ご馳走様でした!

お菓子の香梅
http://www.kobai.jp/

file.84 むさし梅月の「きみまろん」

いちにちいちあんこ東京東部に住んでいる兄ファミリーが年末年始に遊びに来てくれました。

オモシロもの好きの兄夫妻が、お土産に買ってきてくれたのが、本日のあんこもの「きみまろん」。

わかりますね?
駄洒落ですよw!?
綾小路きみまろさんが命名したそうなんですよね。

東久留米にある「むさし梅月」さんというお店の名物で、きみまろさんは東久留米に住んでいたらしく、そのご縁で名付け親になったらしいですよ。
anko201501120-1ちょっとふざけてるんじゃない?と思ってしまう命名ですけど、見た感じ、上品な感じですよね。
封を開けてみると、かなり本格的な「和菓子」で驚いちゃいました。

写真撮るの忘れちゃったんですが、外見は黄味しぐれみたいな黄味あんでくるまれてまして…

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割ってみるとこんな感じ!

黄味あんの下にはこしあん、そして、大きな栗一粒。
この組み合わせ、嫌いな人いないでしょ~!!

いただいてみると、しっかりと甘く風味がくっきりとしている黄味あんとこしあん。丁寧に作られてるなあ。

品のある美味しい和菓子です。
お抹茶に合うなあ。

よく考えたらきみまろんという名前も、駄洒落ですけど、「黄味あん+マロン」って意味ですもんね。すっごいストレートで正しい名前です。
HPを拝見すると、材料にもこだわって丁寧に手づくりされてるようです。こういうお店のあんこなら、安心して食べられますね!

そして何より、美味しゅうございました♪

むさし梅月
http://www1a.biglobe.ne.jp/baigetu/index.html

file.83 銀座 松濤の「松濤まんじゅう」「松濤もなか」

いちにちいちあんこ

今年初めてのいちにちいちあんこは、昨年のあんこから。

思い切りいいわけなんですが、年末は本当にボロボロスケジュールで、振り返ってみましたら、12月は一度もいちあんこアップできてませんでした。

でも皆様、ご安心ください。

ワタクシ、確実にいちあんこはこなしております。単純にアップできないだけですからね。そんなわけで、12月、思い出のあんこ、という趣で今日はお送りしたいと思います。

しかし、奇しくもおめでたい名前のあんこになってます。なんか嬉しい。

年末、久しぶりに、大学時代の先輩方にお会いしましたら、美味しいあんこものをいただいちゃいました。さすがわが先輩、Mさん!

実は名前を失念してしまってなかなかわからなかったんですが、渋谷のヒカリエで買ったの、というコメントを頼りに調べてみましたら、銀座松濤さんの「松濤まんじゅう」と「松濤もなか」だということが判明!

この「銀座 松濤」さんという、何やらゴージャスな地名が二つくっついたようなお名前のお店は、源吉兆庵さんの新ブランドみたいですね。

なるほど、だから源吉兆庵さんの紙袋に入ってたのかあ。

anko20141130-3まずはこちら!「松濤まんじゅう」です。
見るからにもっちりしっとりとした生地。中央には手亡豆の甘納豆が乗ってます。すごく小ぶりでかわいらしい様子。

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中はこんな感じです。とにかくしっとりもっちりな黒糖の生地に、上品なこしあんが入っています。生地の黒糖とこしあんが相まって、まるで黒糖あんのような気さえするお味。
生地は蒸しパンみたい。先輩のお話しでは、その場で蒸しあげてるとのことでしたので、なるほどという感じ。そしてこのもっちり感は、米粉が入ってるかな?

へんな言い方かもしれません、生地がしっとりしているので「つるっと」滑り込んでしまう感じ。気が付いたら三つ食べちゃってた、みたいなスムーズさで危険。

そして、もひとつ、こちら。
anko20141130-5「松濤もなか」です!

可愛い形!
いかにもおめでたい形でいいですね。
松濤と言えば、渋谷区の高級住宅街・松濤を連想しますが、そもそもの意味は「松に吹く風の音を波の音にたとえて言う語」(日本国語大辞典)なんだそうです。
風流ですねえ。
anko20141130-2さてそしてこちらはしっとりとした粒あんです。かなりしっかりと甘い。白みつかかってるようなつやっと感。小さいですが、かなりの存在感。濃いお茶に合いそうですね。

いやあ、おいしうございました。

お値段もかなりリーズナブルみたいですので、普段使いにもいいですね!今度ヒカリエにいったら、自分でも買ってみます。

Mさん、ありがとうございました~!

「銀座 松濤」
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13140326/