About 武藤 郁子

神仏・聖地探訪家。編集者兼ライターとして神仏や聖地、歴史や自然をテーマに活動中。著書に『縄文神社 首都圏篇』(飛鳥新社)、『縄文神社 関東甲信篇』(双葉社)、共著に『今を生きるための密教』(天夢人)がある。2024年6月『空海と密教解剖図鑑』(エクスナレッジ)を上梓。

快慶最初期??石仏に銘文発見!

すごい発見です!

なんと、あの快慶が、石仏造立にもかかわっていた可能性が高いというニュース。
しかも、快慶最初期と思われるそうです。しかもしかも、鎌倉時代の高僧、貞慶(じょうけい)上人による造立ですって!

奈良県三郷町持聖院(じしょういん)での再発見。「一針薬師(ひとはりやくし)笠石仏」と呼ばれ、現在、町指定文化財だそうです。
でも、今後もっと上の文化財に指定されそうですね。

詳しくは↓
http://t.topics.jp.msn.com/t/news/national/article.aspx?cp-documentid=253620709

file.31 虎屋の「あんみつ」

いちにちいちあんこ

あんこが好きだと言いまくっているので、今度スイスに移住してしまう友人Kさんから「一番お勧めはなに?」と聞かれました。スイスに行く前に食べてみたいとおっしゃるのです。

そ、それは。責任重大!
嬉しくも悩ましいお題ですよね~~。

あんこと言っても、あんこを使ったお菓子ということで考えますと、種類がたくさんありますし、豆の種類もいろいろあるし…

ううう~~ン、ううう~~~ン、と考えておりましたら、はたと思いついたのが今回ご紹介する「虎屋のあんみつ」です。
さっそく、Kさんご夫婦と食べおさめに行ってきました!

虎屋はあまりにも有名でお店もたくさんありますし、皆さん今更?とおっしゃるかもしれませんが、いやあ、やっぱり500年以上の歴史は伊達じゃありません。

虎屋さんは、創業は室町末期。もともと京都で御所にお菓子をおさめている和菓子司さんでしたが、明治時代に天皇家が東京に遷座された時、東京にも進出してきたんですよね。

虎屋さんの和菓子は、その歴史そのままという気がします。京都和菓子の正当さを守りながらも、東京らしい武家文化的な潔さを感じさせる「きりっとした味」。

赤坂に本店があり、私はこちらであんみつをいただくのを「ご褒美」と呼んでます。
あんみつは約1200円。ちょっとお高めですね。普段、私が食べるあんみつは700円くらいまでのもの。そんな私にとっては、ちょっと贅沢な逸品なのです。

今回は、六本木ミッドタウンの菓寮へいってきました。
六本木ミッドタウン店の良さは21時までやってるというところですね。そして平日だとかなりすいていて、ゆったりと過ごすことができます。

このあんみつは1200円払って食べる価値のある素晴らしいあんみつなのです。それがこちら!!あんみつひゃ~うつくし~~!
虎屋さんのあんみつを見ると、あんみつも「和菓子」だということを再認識しちゃいますね。

あんこが美味しいのはもちろんですが、寒天以外にも、同じようにカットされた水ようかんやキビ、やゼリー、金時豆にえんどう豆…と、その一つ一つに「仕事」を感じさせてくれます。

あんみつもういうまでもありませんが、このこしあんの美味しいこと!

黒蜜も本当に美味しいし、金時豆とえんどう豆がまた美味しい!オプションで花豆3粒を100円で入れてくれるサービスもありますよ。オプションといえば、白玉とアイスクリームも100円プラスで入れてくれます。

いっしょにいったKさんご夫婦も、とても喜んでくださいました。「パリの虎屋に食べに行く!」と意気込むKさん。そうそう、虎屋さんはパリ展開されてますもんね。

チェーン店展開されてますけど、虎屋さんは味を落とさないんじゃないかな~。なんて思います。ぜひ皆さんも、お近くの菓寮にいってみてください!カキ氷やほかのものもはずれなしですよ!!

ちなみに、赤坂本店では、「虎屋文庫」という菓子資料館も併設しており、年に何度かですが展覧会を催してます。私のお勧めは、こちらで日本のお菓子の歴史に触れて、菓寮で一服、です。ちなみに、今年は11月一日から「和菓子の贈りもの」展を開催されるそうですよ!!
私も久しぶりに行ってみる予定です。

虎屋
http://www.toraya-group.co.jp/main.html

虎屋六本木ミッドタウン店
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13037370/

イシブカツvol.10  あついぞ!熊谷&深谷④妻沼聖天で狛犬にはまる

イシブカツ

お昼ご飯はもちろん肉汁うどん!
さて、深谷で予想以上にアツイ体験をした私たち。もうすっかり正午を回っていました。
お昼には、もちろんうどん!あらかじめリサーチしておいしいと評判のお店「利休」で肉汁うどんをいただきました。
武蔵野うどん期待通りのうどんです。パワー倍増!ただ、病み上がりだったので、うどん並盛でお願いしたら、思ったより並盛が普通だった…
「もうちょっと盛りがよくてもペロリだったなあ」
と私。いや、実は、武蔵野うどん系のお店って、並盛でも相当な量なんですよ。ほかのお店ならこれは小盛りと言っても過言ではない…ような気がする。

「さすが、うどん好きは病み上がりでも変わらないようだね」
そういって石造センパイは妙に感心して微笑んでくれました。

「妻沼の聖天」さんへ
さて、美味しいうどんをいただいてすっかり元気になった私たちは、熊谷の北部にある「妻沼の聖天」さんへと向かいました。

こちらは、本殿が国宝に指定されたばかり。江戸時代の華麗な彫刻で有名なお寺です。ちなみに、これまた鎌倉時代の有名人「斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)」さんゆかりのお寺。
この人は、関東の地にありながら、最後まで平家への忠義を突き通した人で、義理人情に厚い勇猛な武士として高名でした。晩年、木曽義仲軍と戦って戦死した時。勇猛に戦った武士をだれかと確認するために兜を取ると、髪を黒く染めた老人で驚いた、というエピソードで有名。

それにしても、鎌倉武士の鑑ともいうべき人が、この辺りには多いですねえ。斎藤実盛さん、熊谷次郎直実さん、畠山重忠さん、そして深谷でご紹介した岡部六弥太さんも…

さて、この聖天さんですが、実盛さんが念持仏の聖天像(秘仏)をお祀りしたことをはじまりとし、その次男の方が出家し、お寺を開創したんだそうです。
#聖天さん、というのは「歓喜自在天」「大聖歓喜天」の略。仏教の神さまですが元はインドの神ガネーシャのことですね。
聖天山

立派ですね~。こちらの三門は江戸時代以降のものですが、重厚で美しいです。
本殿そして本殿。こちらが国宝です。
もうお分かりかと思いますが、こちらの本殿は、日光の東照宮みたいな方向性です。江戸時代中期の貴重な文化遺構としての国宝指定だったとのこと。

正直言って、あんまりキンキラしてるものは、ピンと来ない石部のふたり…。石造物が好きだと言ってるくらいですから、ね。キンキラとは無縁なのです。
本殿実は聖天さんにやってきたのは、境内にある板碑を見ることが目的なので、私たちにとってはそちらが主役です。しかし、やはり「ちゃんと本殿にお参りしてご挨拶するのも筋ってもんよね」ということでの御参りです。

いや、でもものすごい彫刻でしたよ!!
彫刻お好きな人は必見です。すさまじいものでした。

もちろん私たちも大変感心しましたが、しかし私たちが足を止めてもしまったのは…
獅子
おお!!??

獅子

なにこれ、この狛犬、っていうかお獅子めちゃくちゃ上手なんですけど!

阿形獅子

おおおお、阿形のお獅子も、素晴らしいんじゃないの??

阿形見てください、この見事な背中と尾っぽ。背骨と筋肉の表情!
背中この背中の筋肉のリアル感とまるみの表現、ただごとじゃありません。ものすごい上手ですし、また、この作者は動物が好きだったと思います。よく観察し、デッサンしてないとこうはなりませんよね。
背中いいですね~~。この佇まい、丸っとしててたまらないですね。

本当にこのお獅子は素晴らしいです!私がこれまでに見た狛犬中でも5本の指に入りますよ。特にこの背中の表現だけとればナンバー1と言ってもいいです。個人的ランキングですけどね。

(続く)