新卒で入った出版社で、最初に配属されたのは営業部でした。
小さな出版社でしたので、営業部は3人だけ。部長一人の部員二人、しかも新卒。
その新卒二人で、全国を二つに分け、まるで飛び込み営業のように全国を廻っていたのですが、その時、青森は私の担当でした。
いつも青森空港に降り立ち、青森駅のほうへとバスでむかうんですが、左手の方に「三内丸山遺跡←」の交通標識がでるのを、涙を呑んで見送ったものでした。
それから、苦節ウン十年。
とうとう、憧れのかの地へ行ける日が来たわけですよ~!
うん十年前になかったもの、それは新幹線。便利になったもんだ!
新青森駅で在来線に乗り換えて、青森駅へ。構内には青森といえば「ねぶた」ということで、こういうのがいろいろ置かれてまして、いきなりテンション上がります!
まずは、おなかを膨らまそうということで、駅近くのお寿司屋さんへ。同行の友人Sちゃんの情報網を駆使して、こちらのお店をセレクト!
駅から歩いて10分くらい。ちょっとおしゃれなお寿司屋さん。
入ってみますと、お店の方も親切で、いいかんじです!せっかくですので、カウンターにて。
握りのランチをいただきました!2100円だったかな??
どのネタも大振りで、新鮮でおいしかったですが、特にホタテの貝柱とウニとマグロが絶品でした!さすが、産地だなあ。
いやあ、ほんと。いいスタート切りましたよ!
すっかり調子の出てきた二人。
三内丸山遺跡に行くバスの時間までちょっと間ができたので、青森港のほうへと向かいます。歩いて5分くらい。
懐かしいなあ。
昔出張で来たときには、午前中に主要書店を廻って、13時くらいの盛岡行きにのらなくちゃいけなかったので、観光する時間なんてないんです。そこで唯一見ることができたのがこの青森港。
当時、そこには巨大なホタテガイの貝殻の山がそびえたっていて度肝を抜かれたものでしたが、現在はそんな面影はなく、物産館アスパムという施設があったりしまして…
なぜかピラミッド形。
なぜだ…。こういうたてものって四角のよりだいぶお金かかりそうだけど…
あ!ひょっとして!??
貝殻の山と同じような形だってことは!!??
……たぶん、関係ないですね。
そしてその前方には、青森港が広がります。
だいぶきれいになったなあ、という印象ですが…
あ、かわいい。
カモメがたくさんとまってますよ!
プリッとしたお尻が可愛いわあ、なんて言いながら近寄って写真を撮りまくりましたが、レンズを通してみたら…
殺し屋みたいな目をしていてビビりました。
野生を舐めちゃいけませんね!
(続く)