先週火曜日から昨日まで沖縄本島に行ってきました。
私にとって沖縄は魂の故郷のような場所。理屈ではなくホッとできる大切な場所なのです。
いろいろ旅してますとすごく感じるんですが、土地との相性ってありますよね。なんとなく居心地の悪い場所もありますし、妙に馴染むなあ、と思う場所もある…。いい悪いじゃなくほんとに「相性」だと思うんですよね。
そんなわけで、沖縄は、私にとって特別に「相性」のいい場所なんですね。
さて、そんな旅の中でも、もちろんいちにちいちあんこな日々は欠かさずなのでした!
まず那覇に到着して訪れたのは、「ぺーちん屋」さん。こちらの「てんぴぬめー(天妃前)まんじゅう」は、「那覇三大饅頭」の一つと言われて、甘いもの好きには有名ですが、私は一度も食べたことがありませんでした。念願かなっての来店です。
お店を新しくされたんでしょうか。シンプルできれいなお店!
店内に入ってみると、イートインスペースもありますよ!コーヒーとセットで500円。いいですね~♪
店内はこんなかんじです。4人掛けのテーブルが一つ。仕切りに糸カーテンなんておしゃれですね。
さあ、いよいよてんぴぬめー饅頭の登場です!!
ところで、この名前のてんぴぬめー(天妃前)なんですが、これは久米という地区にあった天妃宮(媽祖廟・中国の海の女神ですね)の門前で売られていたのでこの名がついたんだそうですよ。戦前はぺーちんやさんだけでなく数店あったようですが、天妃宮が戦争で亡くなってしまってからは、こちらで販売しているまんじゅうを「てんぴぬめーまんじゅう」と呼ぶんだそうです。
周りの白い生地は、もちではなくて小麦粉の皮です。中にあんこを入れて月桃の葉の上に載せて蒸し上げるんですって。
ちなみに月桃の葉、というのは、こちらでいうと笹の葉みたいな感じですね。独特の香りがあって、また殺菌作用もあるそうなんです。保存にも効果があるってことですから、笹とか竹で食べ物を包むのと同じような感じです。
さて、このあんこですが、ものすごく甘さ控えめ!めちゃくちゃ軽い!
あんこが入ってるとはいえ、スアマ(あんこの入ってない甘いお餅)を食べてるみたいに軽い感じです。二個は多いかな?と思ったけど、するする食べちゃいました。
実は、このあんこ、茶色く見えるので、小豆あんかと思いますよね。
でも、実は豆が入ってないんです!はったい粉(麦こがし)と黒糖でできてるんですって~~!!
なるほどなああ。
ぺーちん屋
http://peechin.on.omisenomikata.jp/