『義経不死伝説』/中津文彦著

中面の編集を担当させていただいた本が出来上がりました。

著者の中津文彦先生は、ご存知の通り長年ミステリ界をけん引されてこられたお方です。今回の御本は1996年に『義経はどこへ消えた?』というタイトルで出版されていたもの。推理小説家としての想像力を駆使して描き出した歴史推理エッセイでしたが、このたび全面的に再構成・編集し、加筆もしていただいて、文庫として装いも新たに再登場しました。

実は、本書制作中の今年4月。中津先生は突然お亡くなりになってしまいました。昨年の今頃お目にかかった際には、ピンと背筋を伸ばされて、心遣いを忘れない、まさに『文士』といった趣の紳士でした。スポーツマンで、にこやかな優しい表情を絶やさず、とても楽しそうにお酒を召されてましたし、よもやご病気とは知らず…。

ほんとうに、本当に悲しいことでしたが、N編集長の『弔い合戦のつもりで』のお言葉で、一念発起。先生の最後のお仕事としてご満足いただけるよう頑張りました。結果、至らぬところはたくさんあったと思いますが、とても素敵な本になったのではないかと思います。N編集長、本当にありがとうございました。

義経伝説を総覧する、という意味でも読みごたえがありますし、今年話題の清盛と、義経との知られざる因縁話など、書き下ろしも読みごたえがあります。 是非お手に取ってみてくださいね~!(むとう)

『心軽やかに老いを生きる』/江坂彰 著

中面の編集をお手伝いさせていただきました。
経営評論家として著名な江坂彰先生のエッセイです。雑誌『PHP本当の時代』で連載されていたものに加筆いただき、再構成しました。
先生の軽妙な考え方・生き方は、年齢は関係なくとてもためになる智恵がたくさん! 不況といえば不況。大変な時代に生きちゃってるなあ、と不安にもなりますが、いろいろな生き方がありうる世界だともいえます。どうせ生きて死ぬのなら、先生のおっしゃられるように楽しく面白がって生きぬいてやろう!と思いました。…とすっかり読者になってしまってますね^^;。
これからどうしようかなあ、と少し気になってる方。お勧めです!(むとう)
:2012年10月刊行。株式会社PHP研究所。571円+税。

 

『ブッダと始める 人生が全部うまくいく話』/川辺秀美著

本文で編集協力をさせていただきました。 気になるところだけさっとお読みいただければ、何かしらの気づきが起こるような構成。仏教に興味がない人でもお気軽に、また仏教をちょっと知りたい人にも入門書として読んでいただくのもお勧めです!(むとう)
:2012年7月刊行、知的生き方文庫(三笠書房)刊行・本体571円+税