縄文遺跡と神社が重なっている場所:縄文神社の入門書/『縄文神社~首都圏篇~』武藤郁子著(飛鳥新社)

書籍の編集者としてお仕事を初めてはや20年以上‥‥。そんなことからして「編集者である」という自己認識が強い私ですが、6年ほど前から執筆のお仕事もやらせていただくようになりました。

2019年には兄貴分の神仏探偵・本田不二雄氏のお導きで『今を生きるための密教』を共著で刊行させていただくことができ、そしてこのたび、自分の単独著書を出版することができました!!

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ちゃんと上梓できてとてもうれしいのですが、同時に、これまで以上に責任も感じています。本書を出せたことはスタートです。本書に書いたことについて、これからもっと心を込めて掘り下げるべく、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。

ところで、この《縄文神社》。聞いたことないけど、いったい何なの?と、怪訝に思われた人も多いだろうと思います。それもそのはず。この《縄文神社》は、私が勝手に呼び始めた言葉で、「縄文遺跡と、神社が重なっている場所」を指します。

縄文時代は、1万6千年前くらいからいたい1万3千年ほど続いた時代です。それほど昔の時代にも、人々が祈りを捧げていた場所がありました。そして同じ場所に、今も祈りの場所である「神社」がある場合がある、と気づいたんです。それほど長く、祈りの場所であり続けている場所というのは、世界的に見てもとても珍しい、貴重なことだと思い、そんな神社を敬意を込めて《縄文神社》と呼ぶことにしたんです。

縄文文化や歴史、神社を愛する人、関心がある方は、たくさんいらっしゃると思います。そんな皆さんには「縄文神社」という視点で、改めて大好きな縄文と、神社を体験してほしいと思っています。そして同時に、普段はあまり歴史や神社に関心がない、という方にも、本書を手に取っていただき、神社や縄文、ひいては日本の歴史や文化に、興味を持っていただけたらと願っています。

本書について、また《縄文神社》というコンセプトについては、3月からスタートした新サイト「縄文神社.jp」の方で詳しくご紹介しておりますので、そちらの方もぜひのぞいてみてくださいね~!!

(むとう)