見仏のお伴は美味しいカレーランチ

武蔵国分寺の御開帳を見に行く!ということで西国分寺駅を降りました。
たぶん、人生で二度目の下車です。

全然見当もつかないので、スマホからいろいろ検索してみたら、ありましたありました!
なんだか美味しそうなカレー屋さん「すぷーん」。
駅から徒歩3分って感じ。昭和の香り漂う小さな飲食街のの片隅にひっそりと。
カウンターだけの小さなお店ですが、お客さんがひっきりなしにやってきます。
私がオーダーしたのは限定「ミックスフライカレー」690円。
#限定とか、秘仏御開帳とか、そういうのに弱いんです!
カレーはまろやかな欧風カレー。ごはんの盛りが女性にちょうどいいくらいって感じで、盛り付けもきれいだし全体的に上品ですよね!
お味のほうも、みた目通り、端正でていねいな味がしました。美味しかった!
次回西国分寺に来たら多分またこの店に来ちゃうなあ。

すぷーん
http://tabelog.com/tokyo/A1325/A132502/13024922/

板碑ってなんだ?

石もの(石造物)を愛する人間である場合、埼玉県出身であることを、 最も誇りにおもうことがあります。 それは、「板碑」です。 これは、「いたび」と読みます。
何かというとその文字通り、板状の石でできた「碑」です。もう少し正確に言うと「碑」というよりは「塔」ということなんですが、いわゆるお墓ではないんです。でも墓場の横のほうにあったりするので、一般的には同じものと思っている人も多いかもしれませんね。

でもね、すごいんですよ! なんと、この板碑、全国で確認されているもののうちの大半、 約4万点がこの埼玉に集中!もちろん最古の板碑も@埼玉!!!

阿弥陀堂板碑(1368年。埼玉県東松山市)。高台に至る斜面の墓地真ん中にズドン!と在る。この単独なズドン感が「ブシ!」という感じがするんです。

私は埼玉の出身ですので、多分に身びいきが入っているかもしれません。でも、関東の鎌倉武士に愛されたスタイルだからか、何となく「ブシ!」というきっぱりくっきりな空気感があってかっこいいのです。関東のきりっとした文化をよく表現しているような気がします。
素材は、埼玉の山のほうでとれる緑っぽい板石(秩父青石:緑泥片岩)がこのんで使われていて、その色もなんかきりっとしてて武士っぽい(写真をご覧ください。こんな感じです)。つまり板碑のかっこよさは「キレッキレ」なかっこよさなんです。

板碑を建てた理由は、そのほとんどが亡くなった人への供養。 父母のため、戦で亡くなった夫のため、旧主の弔いのため…なんだそうです。

そこで面白いのは、板碑にはだいたい建立した人(願主)の名前も刻まれているんですが、よく女性の名前をみかけるんですね。中世の女性は相続権もあるし、お金儲けもうまかったりして、かなり力を持っていたらしいんですが、これを見るとなるほど、と思います。

板碑のすごいところは、このように、文献に残らないような庶民に近い人たちの記録が、こんな形で残されているということでしょう。お金を出した人の名前が全部彫られていたりすることもあり、それをみているとみんなでお金を出し合って、尊敬する旧主の弔いに板碑を建てたんだな~、なんてことも伝わってきます。また、年代も彫られていたりするのも貴重なことなんですね。

マヌルネコに会いたい

モンゴル語で、「小さい山猫」という名前のヤマネコ。 中央アジアに生息していて、ネコ科の動物の中で最も古い種なんですって。

私は以前、よく上野動物園に遊びに行っていましたが、そこでぐるっと回って一番最後の夕方ごろ、このマヌルネコのゲージの前にたたずんでニヤニヤするのが定番でした。

なんといっても、まずこの顔!ヤマネコらしい精悍さ…と言いたいところですが、耳がものすごく下のほうについていて横長な丸顔なので、なんかお間抜けでかわいい。

 そして、寒さに対応するために発達した密度の濃い毛並みと丸々とした尻尾!まるでデフォルメしたかのようなラインに見事なシマシマ! 昔、タヌキのイラストを描こうとしたら、こんなシマシマのしっぽをよく書いてお茶を濁したもんです。

今年、埼玉県こども動物自然公園では、マヌルネコの赤ちゃんが生まれましたが、育児放棄のため、日本で初めての人工飼育をしたそうです。結果、数匹は残念でしたが、一匹は見事に生き延び、現在絶賛公開中!
私も公開日初日に見に行ってきましたが(写真はその時の写真!)

赤ちゃん。かわいかったですよ!
先週、再び見に行ってきましたが、もうすっかり大きくなっていて、あどけなさはだいぶなくなってましたが、相変わらず愛らしい表情を見せてくれました。9月23日まで名前を公募していたとのことなので、そろそろ名前が決定するかな??

埼玉県こども動物自然公園
http://www.parks.or.jp/sczoo/index.html
東武東上線高坂駅下車、バスで10分ほど。