【犬スペシャル】秋田犬に会いたい~展示会編~

今年最後の秋田犬保存会主催の展示会へ
日本犬に思いをはせ、来年の予定など立てようかと思ってリサーチしていたら、秋田犬保存会のHPで、今年最後の展示会が埼玉県内で開催されるという情報をゲット!

おおおお、これは、行かねばなりますまい!
いつかは、本場の大館市にも行きたいですけど、まずは肩慣らし?です。

そんなこんなで、どうにかお仕事を土曜日で仕上げ。日曜日の午後の時間をこじあけました。
調べてみると、案の定埼玉県内は移動が大変。我が家から会場のしらこばと水上公園(越谷)は何と一時間半かかります。
しかも乗り換え三回もあるし。いやはや。

とはいえ、はるばる訪ねた甲斐がありました。
短い時間でしたが、美しい秋田犬をたくさん出会うことができましたよ!

秋田犬って?
ところで、この漢字、「あきたいぬ」と読みます。って知ってました?
いっぱんてきには「あきたけん」という人も多いかもしれませんが、『あきたいぬ』が正解です。
もともとはマタギ(山岳部で狩猟をしたひとたち)とともにあった「マタギ犬」がルーツだそうで、江戸時代に入ってから、藩主が闘犬を推奨し、より強い犬種にするためにいろんな犬を掛け合わせ、大型化させたらしいです。天然記念物に指定されている日本犬のなかで唯一の大型犬なんですね。

実際に会ってみると、秋田犬はやっぱり大きいですね。脚も長くてほかの日本犬とはちょっと違う感じです。
私もこれまで、何度か秋田犬に会ったことがありますが、会うたびに、わ、でか!と思うんですよね。しかも、妙に腹が据わってるというか、すごい貫禄がある犬です。子犬ですらなんか犯しがたい貫禄を感じます。

会場は駐車場で行われました。たくさんの秋田犬が大集合してます。

さて、はるばる到着したら、もうすっかり宴もたけなわな時間帯。早速会場へ。時間を読み間違えてました。危ない危ない。
予選はもうほぼ終了してました。

でも、いいんです。

ちらっとでもリアル秋田犬に会えれば!

来場者はほとんどが関係者。私のように単なる観客、という人はほんのわずかだろうな~という感じでした。ちょっと肩身が狭い感じです。
でも、わざわざ一時間半も掛けてやってきたんですから、遠慮してる場合じゃありませんよ!
会場でお披露目をしている子たちをとにかく激写しまくり!さすがにここに出てくるような秋田犬ですよ。みんなかっこいい&キレイ!

なんてかっこいい!!きれいな毛並みと体格!

秋田犬と言えば、この写真のイメージですよね。茶色と白の分厚い被毛。
そして、くるりと巻いた尾っぽに、太い脚。いいですね、ほんとかっこいいわああ。

ちなみに、けっこういろんな被毛の色があるそうです。この子は赤(茶色)ですが、ほかに、白、虎毛、胡麻の子なんかもいます。
虎毛やゴマの子は、よりワイルドな感じがしますね。柄だけでかなり印象が変わります。

柄が変わるだけでなんかワイルドさが増します。

ちょっとコワいw。
しかもこの子とは目があって睨まれてしまいましたし。コワいとか言ってもこの子はまだ幼犬。なのにこの貫禄、というのがさすが秋田犬ですね。

それにしても、今日は寒かった!
知り合いもいませんし、とにかく超アウェイ。
2時間ほど見学させていただき、今日は撤退しました。

やっぱり本場で秋田犬に会ってみたい。あわよくば抱きついたり遊んだりしたい!
改めて、決意を新たにしました。来年は何としても本場に行ってみたい!!

【犬スペシャル】土佐犬に会いたい②大志を抱きたくなる桂浜と闘犬センター

大志を抱いてもいいですか
さて、Sさんとお別れしてから、JR高知駅のロータリーに向かいます。バスに乗りこんで、闘犬センター、もとい桂浜を目指しました。

桂浜といえば、坂本竜馬、と連想しますよね。実はこれなんでだか知らなかったんですけど、実際この場所で何か歴史的事件が起こったとかそういうことじゃないんですって。割と近くに実母の実家があり、そういった縁からこちらに銅像と記念館を建設したので「桂浜→竜馬」、というイメージになったみたい。

桂浜の波。なぜか全景写真がない。どうして普通の写真をとらなかったのか自分がわからない。

それにしても美しい浜でした!
すごく小さいきれいな丸石がころころしてて、砂浜というよりも小さな石の浜って感じかな。波がざっぱーんと打ちよせる感じが外洋に接してる浜であることを感じさせてくれます。ここは流れが非常に難しいので遊泳は禁止されているとのこと。いや~なんかそれも納得の雄大な風景!

それにしても…何でしょう。ここに立っていると、妙に大志を抱きたくなるっていうか。
へんにテンションが上がって、「おりゃ~やるど~!」とか叫んだり、走りだしたりしちゃいそうな、そんな気配に満ち満ちています。うずうずとしてくるというか。

しかし、私は出張中で、思い切り「スーツの女」です。足元は皮のパンプスです。日曜日の午後に、この姿で一人で桂浜に来ているという段階で、周囲の人が少々心配な視線を投げかけています。ここでこれ以上、善良な皆さんを心配させる行為は慎もうと思い、靴を脱いで足を水に浸すだけにとどめました。
女の一人旅というのもなかなか気を使うものなのです。

いよいよ闘犬センターへ
さて、この浜のそばにあこがれの闘犬センターはありました。見た感じ、よく伊豆の浜とかにある「お土産海産物センター」みたいな感じの流れです。
早速入園料を払って時間をチェック。ここでこなすべきなのは、横綱犬の土俵入り、闘犬、子犬との触れ合い、この三点。この当時いくらだったかちょっと忘れてしまいましたが、現在の料金を見ますと全部で2000円みたいですね。

闘犬を観戦したくない方には、土俵入りと子犬との触れ合いだけなら500円みたいなので、こちらをお勧めします。
正直言って、私の場合、闘犬は見たくありませんでした。土佐犬は見たいですが、犬が戦いあうのを見るのは気が進まなかったのです。しかし、その「戦う」ということも彼らの属性なのですよね。そう考えて、ちょっと躊躇しましたが、やはりこれは見た方がいい、と考え観戦しました。

横綱、かっこええ!!
さて、横綱登場です!
土佐犬は、マスチフ、ブルドッグ、和犬などいろんな犬種を掛け合わせて作られた犬なので、いろんな大きさがあるんですって。小型、中型、大型、超大型の階級があって、この横綱君は多分「超大型」にあたるのかな?超大型は56kg以上だそうなので、この子は横綱ですからさらに大きいですよね。

その時の説明では、実際闘犬を行うのは中型犬が多いとのお話でした。なので、恐らく今日もこの子が戦うわけではないみたいです。まずはデモンストレーションってかんじでしょうか。それにしても、すごい貫禄です。

静かなる闘い
さて、横綱が下がって、今度は二頭の土佐犬が入ってきました。確かに先程の横綱と比べますとかなり小さい。全身が細身で機敏な感じです。
闘いが始まっても、ものすごく静か。なぜかというと「鳴き声、唸り声、走る、威嚇する」、こういったことをすると即「負け」なんですって。なので、二頭はお互いの喉元にかみついたまま、離れません。

時に頭を振りあうので、その時には周囲に涎が飛び散ります。私は一番前の席にいたので、たまに涎の雨が降ってきましたが、何か神聖なもののような気さえしました。

結局、勝負は引き分け。
離れようとしない二頭の鼻面に火を押し付けてようやく離れさせました。

それにしても、想像していた闘犬とはまるで様子が違いました。血が飛び散るわけでもなく、犬の鳴き声や唸り声もありません。
ただ、静かに二頭の闘気がぶつかり合うのを目撃した、という感じです。闘犬は残酷なもの、と思ってましたがこれを見る限り、ちょっと別物な気がしました。

これからもずっと闘犬を見続けたいか、と聞かれたらあれですけど、この機会に見てよかったです。少なくとも土佐闘犬の本質の一端を見ることができた気がしました。

子犬、めちゃかわいい~!
緊張感あふれる闘技場を後にして、子犬たちと触れ合えるコーナーへ。

ん!?カワウソみたいなのがいるけど!?

わ~、いました!飼育員のお姉さんが子犬たちを出してくれています。
かわいい!なんかテロン、としてますよ~。
これで一カ月くらいって言ってたかな?そう考えるとやっぱり大きいですよね。

おもに子どもたちが、抱っこさせてもらったりしてましたが、私もここは遠慮してる場合じゃありません。どんどん前に行って「私にも抱っこさせて下さい」とアピール。なでてみると、スベスベでビロードみたいな毛並みです。

スーツ姿の私を見て「大丈夫ですか?」とお姉さんが気を使ってくださいましたが…。
いいんです!毛だらけになっても泥だらけになっても抱っこしたいんです!…というわけで無事抱っこさせてもらいました。しあわせ~。ほんとに一瞬の抱っこでしたが、ほんとに行ってよかったと思いました。

赤ちゃんだからなのか、寝るのが大好きだそうで、いつもこんな風に兄弟折り重なって寝てるみたいです。いっぱい寝なされ~大きくなれ~

そんなこんなで、土佐闘犬との出会いは終了。

5年ほど前のことなはずなのに、あの時のことをものすごくリアルに思い出してしまいました。ぜひまたあらためていきたいなああ。

(おわり)

土佐闘犬センター
http://www.tosa.or.jp/index.html
高知県高知市浦戸6番地
アクセス:JR高知駅からバスで30分くらい(だったような)

【犬スペシャル】土佐犬に会いたい①高知って楽しい

高知県への旅
土佐、高知と言われて思い浮かぶものって何ですか?そうです、カツオですよね?(いきなり脱線)

もう5.6年前のお話になります。夏の終わりごろ。高知市内のお医者さんに取材をするというお仕事が舞い込んだので、私は颯爽と美味しいカツオはどこで食べるべきか、とリサーチ始めました。
やはり、一緒に取材していただくライターの方に、少しでも美味しいものを食べていい気持ちでお仕事していただきたいし、ね。実際のところ、美味しいけどそこそこリーズナブルなお店を探すというのも編集者の大切なお仕事なのですよ…。ふふふ…

私はこういう方面では割と有能ですので、なかなかいい感じの郷土料理屋さんを発見し予約。地元の方から「塩たたきを食べるべし」との情報もゲットしました。
なんと!カツオのたたきを塩で食べるとは!さすがカツオ大国です。
#最近はこの食べ方は一般化してるのかな?当時はあまり聞かない食べ方だったのです。

もちろん出張の日程は、さりげなく土曜日に設定。そしてさりげなく自費でもう一泊宿を予約。
取材はちゃんとやりますよ。…でも、日曜、昼間の便でお帰りになるライターS氏を見送った後は自由時間です。つまり1・5日はフリータイムなわけです。
これは、あれだ!
夢の「土佐闘犬センター」に行くチャンス到来!?念のため、Sさんに「闘犬センターで土佐犬を見たり抱っこしたりできるみたいなんで、自費になっちゃいますけど一緒に行きませんか?」
とお誘いしたところ、『お前一人で行け』と冷たくあしらわれました。

今思えば、「あの竜馬で有名な桂浜に一緒に行きませんか?」といえばよかったのか…。普通はそっちの方が有名なんだし、そいで「せっかくですから土佐男の魂・闘犬も見ていきませんか?」とか言ってセンターに行ったらよかったんでわ?と今気付いた…。うーん、失敗した(笑)。

高知県は見たいもの食べたいものがたくさんなのです
しかしとりあえず、高知竜馬空港についた私たちは早速取材地へレンタカーで向かい、無事仕事終了(いや、ちゃんと仕事しましたよ。マジで)。

土佐の郷土料理が食べたくて。5年前の当時では食べログとかそういう便利なもんはなかったんですよね。隔世の感あり。

夕方には予定通り土佐の郷土料理屋さん『陣屋』にて塩たたきにありつきました。いや~、これ美味しいんですけど、カツオが新鮮じゃなかったら無理だわ。塩が容赦なく素材の味を引き立てますので、少しでも臭みがあると多分相当ダイレクトにきます。
ほかに、ニシ貝の焼いたのとか、サバすしとかたくさんいただきました。
#なぜか料理の写真撮るの忘れてた^^;

同行者のライターSさんは、あすの午後一の便で東京に戻りますが、それまでちょっと時間があります。
ここまできたらやはり、高知名物・日曜朝市にいかねばなりますまい!もちろん高知城にも。

日曜朝市、半端ないです!
高知県の日曜朝市はなんと1690年から続いているという歴史ある朝市です。300年もずーっとやってるんですねえ。すごいなあ(もっとも日曜日に開催となったのは明治維新以降でしょうけれども…)
こういうときの私はばっちり早起きできます。6時に起きて支度をし、ライターさんを起こして一緒に朝ご飯を食べて7時半にはホテルから朝市に向かいました。 高知市追手筋というところで、約1・3キロメートルにわたりお店が所狭しと並んでいます。
とりあえず、おお!アサヒガニ発見!(写真一番左・中央下)。
あと、なんだろう、ガザミかなあ。やたら美味しそうなカニも茹でて売られてますよ。ああああ、朝ホテルでご飯食べなければよかった~~
それに、このアユ、見てください!こんなにプリップリで美しいアユがひと盛1000円ですと!

そのほかにも、これでもかと美味しそうな物が売ってましたが、とりあえずおばあちゃんが売ってたお寿司とあんこの入ったお餅を買って食べながらそぞろ歩き。
買いたいものがたくさんでしたが、何しろ生ものは日持ちがしないので、あきらめてお城へと向かいました。

高知城、いいわ~
さて、高知城です。こちらは本丸の建物がごっそりと建造当時のまま残る、全国でも唯一のお城。重要文化財に指定されています。
おおお。かっこい~!そいでもってここの天守閣からの眺めがまた格別でね。
ふは~~。いい気分です。
高知というと、幕末が有名ですが、それ以外にもみるべきものがたくさんありますね。満足して疲れ切ったSさんを空港までお送りして、いよいよ一人で念願の土佐闘犬センターです。わあ。どきどきするなあ。
(土佐犬に会いたい②大志を抱きたくなる桂浜と闘犬に続く)