苔(コケ)にあいたい~鎌倉観察会編①東慶寺入口からスタート!

「苔」という身近だけど謎な存在
「苔」って一体なんなんでしょう?
日陰の湿ったところや、石にへばりついたりしている植物の一種??…それくらいの回答ができるのが精いっぱいなわたくし。
身近にありながらも、意外と「苔」について考えたりすることはないもんですね。生き物が好きです、と言いながら、こんな体たらく^^;。
正直言ってこれまでの私にとっての苔は、石造物に生えているコケ(地衣類)やお寺の庭にある苔…ってくらいの存在でした。でも、この観察会に参加して、がぜん目が開かれてしまいましたよ!

苔の研究者に案内していただく贅沢な時間
今回の観察会は、尊敬する先輩編集者Yさんお誘いいただきました。
Yさんは、動植物の図鑑や書籍のライティングや編集などをされて大活躍のお方。とくにキノコ・鳥といえば、Yさん、(と私は勝手に思っているんですけど)ってなかんじで、素晴らしい編集者です。専門的知識もすごいのですが、とにかく何でも面白がってくださるので、私はそんなY さんに甘えて、よく一緒に遊んでいただいてます。

今回は、そんなYさんのご人脈で知り合ったというコケの研究者N先生主催の観察会に、ラッキーなことに私もお誘いいただいたということなのです。苔のことは全くわからない素人ですけど、こんな贅沢な機会逃すわけにはまいりません。喜び勇んで鎌倉に出かけました。

「では、さっそく行きましょうか」
参加者は私を含めて4人。集合するや否やN先生はそう言ってさっそうと歩きだします。向かうは【東慶寺入口】。……あくまでも「入口」ですよ。今回はお寺や神社をめぐりますが中には入りません!あくまでも「苔」が主役だから(笑)。
お寺好きな私は、あるい意味門前まで来て中に入れないというのは苦行みたいな感じですけど、今回は仕方なし!
今日は、私は「苔の人」…と念じながら苔に集中しようと心に決めましたw。

東慶寺入口の苔

コバノチョウチンゴケまず最初はこちら!コバノチョウチンゴケ、という苔の新芽。美しい黄緑色。
長く伸びているのは「胞子体」という部分。苔は雌株と雄株に分かれているそうなんですが、こちらがあるということは、これは雌株ということになるそうですよ。

東慶寺にいながら、入口にとどまりひたすらメモをとり写真を撮り続ける集団…。あやしいですよね。実際。

東慶寺にいながら、入口にとどまりひたすらメモをとり写真を撮り続ける集団…w

 

そして、この狭いエリアにまだまだいろんな種類の苔があるんだそうで!
サヤゴケこちらは「サヤゴケ」。樹皮に生育する種類だそうですよ。丸い黄緑のつぼみみたいなのも「胞子体」。なんだかかわいいです。
このサヤゴケは、低地に生えてる木の皮に着床して生育するとのことですが、日当りのいいところにも生えるものなんですって。コケ、と言えば湿気のある場所、日蔭、と思い込んでいた私としては目からうろこな感じ。
そしてそして、このサヤゴケがくっついていた樹には、また別の種類のコケ(みたいなもの)がついてまして…
コナイボゴケ
この、白いシミみたいな部分。このシミみたいなのもコケの一種で、もっとちゃんというと「地衣類」の一種だそうですよ。こういうの樹によく見かけますよね。
コナイボゴケ
カビみたいにも見えますが、これは地衣類という種類の生物。菌類と藻類の共生生物なんだそうで、植物ではなく、どちらかといえば菌類なんですって(なんだそりゃ!ってかんじですけどもw)。

こちらの地衣類は、コナイボゴケという種類らしいんですけど、名前に「コケ」ってついちゃってますよね。この辺が日本語の難しいところなんですけど、古来から日本文化では、地衣類とコケ植物を区別しなかったんですって。なので、地衣類にも「コケ」という名前がついてることがままあるそうで^^;。だからコケじゃないのにコケ、ってついてる生物なんですね。しかも、そういうことなんで、日本語的には「コケ」とただ言った場合には、この地衣類も含めて表現する、という習慣を許しているみたいです。でも、厳密には「コケ」ではない…うううう…
わあ、シロウト的にはめちゃくちゃこんがらがります!
前途多難!!

(続く)

カワウソの誘惑

写真の整理をしていたら、こんな写真が出てきました。
kawausoのおおおおおお~~~~~~!!!
かわいすぎるう~~~~~~~~!!!!!!

動物公園で彼らの前に行ってしまうと、あんまりかわいいものですから、なかなか立ち去ることができないのです。
カワウソって、本当に「すべて」が可愛いと思います。
顔、全体のフォルム、動作…。ほんとたまらんですよ~~。

ついに「絶滅種」になってしまったニホンカワウソ
ところで、日本人にとっても、カワウソは古来から身近な動物でした。キツネやタヌキと同じく、人をだます妖怪として描かれたりもしてきましたね。
このカワウソは、「ニホンカワウソ」という種類で、昔は全国に生息していたのですが、長らく環境庁のレッドリストで「絶命危惧種」だったものが昨年夏についに「絶滅種」に指定されてしまいました。残念です。
しかし、その後も目撃報告が寄せられているそうで、ひょっとしたら、という研究者もいるそうなので、可能性は低くても、ぜひ生存していてくれたらいいなあと思います。

さて、私たちが動物園で会えるカワウソは「コツメカワウソ」「ユーラシアカワウソ」という種類が多いようです。このほかにも、「カナダカワウソ」「ビロードカワウソ」(このあたりは日本でも飼育しているところがあるらしい)、大きいものでは2メートルにもなるという世界最大のカワウソ「オオカワウソ」なんていうのもいるんですって。結構種類がたくさんいるんですね。

冒頭にご紹介したのは、たぶんコツメカワウソ。
このコツメカワウソは、カワウソの中でも一番小さい種類で、インド~東南アジア~中国南部に生息しているカワウソです。「コツメ」という名前の通り、ほかのカワウソと比べて爪が小さいんだそうですよ。

どこに行ってもやっぱりカワウソにくぎ付け
数年前、友人を訪ねてシンガポールに行ってきました。
シンガポールの動物園はとっても素晴らしいのですが、ナイトズーに訪れたときに、カワウソくんたちに遭うことができました。kawauso3ううんと、たぶん…。コツメカワウソ?
kawauso2夜だからでしょうか、昼間に増して動きが俊敏な気がします。気のせいか(笑)。
kawauso5あ、この手。やっぱりコツメですよね。
この子たちはカップルでしょうか。いつも一緒に遊んでましたし、一方の子がしきりとこうして私に威嚇をしてきてました。後ろの子を守ろうとするかのように。

それにしても、やっぱりカワウソはいいですね!!

今度近いうちに円空展のために上野に行くので、動物園のほうにもよってこようと思います。また最新写真をアップしますので、ぜひお楽しみに!!

「木」ともう一度出会いたい⑥幸せの定義

危機回避能力と、「居心地」

木を保管しているWOODBANKは、まるでパワースポットだった…。 こんなふうにパワースポット、なんていうと、え?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、体験的にそういうのって、本当にあるんじゃないか、と私は思っています。

霊感とか全然ないですが、「動物的勘」みたいなものは、結構あるほうなんですけど、「あ、ここは危険だ」とか「ここは安全だから気を抜いていい」とか、そういうことを良く感じるんですよね。 単なるビビりとも言えますけど、人間も動物ですから、ね。 そういう「生存危機回避能力」みたいなものは、あるのは当然とも思うわけです。

それを、普段の状況に移し替えて表現すれば「居心地(いごこち)」と言えます。自分が元気でいられる場所。楽しくなれる場所。ホッとできる場所、エネルギーチャージできる場所…。そういう場所は「居心地のいい」場所ですよね。 WOODBANKは、私にとってそういう意味で「居心地のいい」場所だったんです。

woodbankとえーいちシャチョー。そういえば、西洋に木の細工物を作る妖精がいましたね…

woodbankとえーいちシャチョー。そういえば、西洋に木の細工物を作る妖精がいましたね…

「じぶんちをパワースポットにする」計画
私は、これまで、その「居心地の良い」場所を求めて、旅をしてきたんですけど、よく考えたら自分の住んでる部屋でもっとそういうことを考えてみてもいいんじゃないの?と気付きました(今さらですけども^^;)。

私のオフィス兼個人部屋は、結構気に入ってます。でも、家具はすべて20年前に買ったお値段重視(つまりとても安い)な家具。それなりに気に入って買ったものですけど、これからのあと20年を背負う家具としては、ちょっと弱いかな、と思います。 このあたりを見直してみたい、という気がしてきました。 自分が好きな木で、自分の椅子や、机を作ってもらえたらめちゃくちゃ居心地のいい場所になりますよね!

私はこれまで、旅に出るためや、知識を得るため、という「ソフト」の方向に対してお金を使ってきました。あまり所有欲もないですし、また伝統工芸士の取材を続けていたこともあって、自分で「いいなあ」と思うものが度外れて値段が高かったりするもんで、所有することはあきらめていたのです。

でも、これから家具を買う時にはちょっとお金をためて、好きな木を選んで好きなデザインをしてもらって作ってもらう…ということをしてみたいと思いました。 いきなり全部は無理だけど、ちょっとずつちょっとずつ…。

南会津はご飯もお湯もサイコー!

本日のお宿・湯ノ花温泉 「本家亀屋」さん。

本日のお宿・湯ノ花温泉 「本家亀屋」さん。

さて、在庫確認などを一段落させてから、お待ちかね、本日のお宿へ! 南会津にはお湯どころも数か所あるらしく、お湯の里なのですね。今回のお宿「本家亀屋」さんは、もともとこの集落の庄屋さんだったお宅だそうで、古民家の中で美味しいご飯をたんまり頂き、お湯を楽しむことのできるお宿。えーいちさんたちがこちらに来ると必ず宿泊しているとのこと。

湯の花温泉には、小さな共同浴場が点在しており、たくさんのお湯を楽しむことができます。 食事まであまり時間がなかったので、私が入ったのはこの「弘法の湯」一か所。時間があったらハシゴしたかったんですけどね。

弘法の湯

弘法の湯

宿から歩いて5分。私が入った時には、ほかにおばあちゃんが一人だけ。とにかく余分なものは何もない、お湯を楽しむ浴場です。寒さでかじかんだ手足が伸びる伸びる! おばあちゃんとちょっとお話したら、毎日こちらに入りに来るんですって。贅沢ですよね~~~!うらやましすぎる!お肌ぴかぴかでしたよ。

さて、お待ちかねの夕ご飯です。こちらの夕ご飯は種類も豊富で量もすごい、味はもちろんサイコー!と聞いてましたが、ほんっとにその通りでした!

囲炉裏とイワナ。丁寧に丁寧に焼いていきます。

囲炉裏とイワナ。丁寧に丁寧に焼いていきます。

野菜・山菜や、地の魚が次から次へと登場します。 写真のイワナは、長い時間をかけてじっくり焼いてくれるので、骨までホロホロになって食べられるんです! そして、写真撮るの忘れてしまいましたが、赤カブの漬物が絶品でした!はしやすめとしたらちょっと多いかな、という量を盛ってくださってましたが、美味しいのであっというまに完食ですよ。

そしてそして、もうおなかいっぱい~何も入らない~~!と叫んでいるところに、これまた名物の手打ちそばが登場!
手打ちそばうわあああ、た、食べます食べます! おなかはもうはちきれんばかりでしたが、このツヤと香りはスルーできません!

自分にとっての「幸せ」とは
それにしても、すべてがじっくり、しっかり美味しゅうございました。派手な食材があるわけじゃないですが、すべてがきっちりと深い味でね。 幸せとはこういうことを言うだな~と思いました。

そう考えたら、お金ってちょっとあったらいいんですよね。 ないと困っちゃうからちょっとはないとあれですけども^^;。
しっかりとした地のものをちゃんと料理していただく。気の合う人たちと馬鹿な話をして笑う…。私は、そういうことがあればもう充分なんだなあ、と改めて実感しました。こういうことはそんなにお金はかからないです。もっと違う豊かさがありますね。私の幸せにはあんまり現金は必要ないのだなあ。

今回、この旅に誘ってくれたえーいちシャチョーには、とにかく感謝!
彼が実現させようと思っている「豊かな世界」を垣間見られたような気がしましたし、私自身も自分がなにをもって「幸せ」と感じるかを再確認することができました。

幸せな時間を体感させてくれた、できる男・えーいちさん酔っ払ってご就寝@こたつ。この後、インフルエンザが悪化して大変なことになることは、知る由もなかった…。

幸せな時間を体感させてくれた、できる男・えーいちさん酔っ払ってご就寝@こたつ。この後、インフルエンザが悪化して大変なことになることは、知る由もなかった…。

(終わり)