その謎は「地形」に理由があるんです!/『地形で読み解く古代史の謎』関裕二著(PHP文庫)

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ご紹介が遅くなってしまいましたが、関裕二先生の『地形で読み解く古代史の謎』の編集をお手伝いさせていただきました!

ここ数年、「地形」に注目する人は増えていますね。

確かに、地形は大事です。歴史上の謎と呼ばれるものは、政治的事件だけをおいすぎると、よくわからなくなったりしますけど、地形を見てみたら、「なるほど、この位置に深い川があったら、そりゃこれ以上前に進めないわ」みたいな感じで、いっきに謎が氷解するなんてことがよくあります。

今でもそうですよね。例えば、取材アルアルなんですが、「地図アプリで3キロ、徒歩35分と出たので、余裕で歩けるじゃんと思って行ってみたら、その道筋はアップダウンの激しいほぼ山道で、35分でたどり着けなかった」なんてことがよくあります。行ってみないとほんと分からないし、行ってみると合点がいく…。「机上で終わらずに、現場に行って体感するのが一番」と、関先生はいつもおっしゃいますが、本当におっしゃる通りです。

そんな関先生が、「地形」にフォーカスして書かれた『地形で読み解く古代史』(KKベストセラーズ)をリニューアル。『地形で読み解く古代史の謎』としてPHP文庫に再登場!!
邪馬台国、ヤマト建国の経緯、古代遷都などなど、日本古代史の謎を、先生が読み解いてくださいますよ~。

今回は地図を多めに配置しております。そして、今と昔では地理も変わっているので、一部ではありますが、その当時の地図(推定)を掲載するよう頑張りました。実際に地図もご覧いただきながら、先生のキレッキレな解釈を堪能していただけると思います。

ぜひお手に取ってくださいね~!

(むとう)

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