江の島には超強力な女性の神さん方がいらっしゃいます。
一は皆さんもよくご存知ですね。そうです。弁財天さんです。「江の島の弁天様」は日本三大弁天さんのうちの一つとしても高名です。
ところで、この弁天さん以外にも、江の島には女神さまたちがいらっしゃいます。意外にも、というのは適切な表現じゃないですね。「別の姿」とでも言ったほうがいいでしょうか。
日本では、仏教が入ってきてから、古来よりその土地にいた神さまが、仏教の中の仏さん〔神様〕の化身だと解釈する独自の考え方が発達しました(神仏習合と言います)。
江の島でもそんな解釈が起こりました。もともと祀っていた江島大神(宗像女神。三柱で一体の女神さんたちです)を、仏教の中の弁財天さんの化身と考え、両方をお祀りしたんですね。
おっとのっけから話がブツタビみたいになってしまいましたが、いまご紹介したいのはあくまでもあんこです。
さて、江島神社の参道には、たくさんのお土産屋さんがあります。ちらほら見かけるのは「女夫(おとめ)饅頭」というふかしまんじゅう。酒まんじゅうと茶まんじゅうです。やっぱ女神さまの島ですからね。美味しいあんこものがあるに違いないですよね!(決めつけてますけど)
それも美味しそうなんですが、私のお目当てはKさんに教えていただいた井上総本舗のイートイン。ちょうど疲れていたので、、まずはクリームあんみつ(確か700円)をいただいて一休み。
「寒天が黒蜜が入っていて甘いので、かけるほうの黒蜜は加減してかけてくださいね」
と若い店員さん。なるほど、確かに寒天が真っ黒。食べてみますとかなりしっかり黒砂糖の味がしておいしい。
でも私は、甘いのが好きなので!
つけていた黒蜜はしっかり全部かけていただきました。疲れた体にしみます~~!うま~~!
「その寒天は天草からちゃんと作ってるし、あんこも全部毎日手作りしてるんだよ」
と店主さん。おっしゃる通り、丁寧に作っておられるのは食べると分かります。特に寒天はすごくしっかりしていて、角がたっているというか…
「だからうちのは、実はところてんもお勧めなんだよ」
と店主さんがにっこり。なるほど、確かにところてん美味しいと思います。ううむ。
すっかり疲れも癒えた私は、ちょっと悩みましたが女夫万頭ではなく、もう一つの名物「貝もなか」をお土産に購入しました。
いいですねえ。こういう包装がまた。こちらの貝もなかは一個一個がかなり小さめ。私がかったのは7個入りで650円だったかな??
赤茶字が小倉あん、緑字がこしあん、銀色が白あん。
皮が、貝殻のかたちなんですよ~!可愛い!
形は全部で5種類あるそうですが私が購入した中ではこの三種類でした。
あんこはこんなかんじ。こしあんと白あんはしっかり丁寧に美味しかった!
でも小倉あんがちょっと不思議な感じでした。
昔の羊羹って、周りにがりがりした砂糖の塊がついてるじゃないですか。あんなのが混ざってる感じでね。原材料見ますと、寒天が入ってますので、羊羹みたいな感じだから、そんな食感になったりするのかな。だけどやっぱりジャリジャリがちょっと気になるかなあ。でもこういうものなのかな?
とはいえ、味は良かったです。
次回くるときには、女夫饅頭もぜひいただきたいと思いました。