file.106 桐屋権現亭の「饅頭の天ぷら」

いちにちいちあんこ

file.105に引き続きまして、今回も会津のあんこです。

会津と言えばお蕎麦、ですよね??

N先生とN編集長ご一行と、会津若松駅でお待ち合わせをして合流。すかさず先生御用達のお蕎麦屋さん・桐屋権現亭さんへと直行しました。

グルメな先生がお勧めされるお蕎麦屋さんですもの、美味しいに決まってます!

こちらは、そばやお野菜も手づから育てておられるそうで、まさにこだわりのお蕎麦やさん。
蕎麦も三種類もあります。私は、贅沢にも三種類のお蕎麦が載っている「三種盛り」を注文しました。

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写真手前から会津頑固そば、飯豊権現そば、会津のかおりそば。
頑固そばは、10割そばで最もそばのかおりがダイレクトにある感じですね。権現そばは、更科に近いかな。会津のかおりは、福島特産の新品種〔会津のかおり〕を使ったお蕎麦だそうですが、とても香りのいい爽やかなお蕎麦でした。

そして、こちら!

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天ぷら!

手前にあるのは、なんと朝鮮人参の天ぷらです。漢方薬としての朝鮮人参しか知らなかったので驚きましたが、なんと、てんぷらにすると、ほくほくしてまるでお芋のようなんです!甘くて、少し独特の苦み・風味があり、それがまたたまらず美味しい!

そして、そして、こちらです!

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会津では天ぷらの盛り合わせには、こちらがつきものだそうですよ。
何だと思いますか??

これは、なんと、「饅頭の天ぷら」なのですっ!

会津地方では、小さなお饅頭を天ぷらにしていただくんですよ~!
20151024-5ほら!ね?!アンコ入ってますよ!

桐屋さんでは、こしあんですが、昔食べたのには粒あんもあったなあ。

それにしましても、これは食後のデザートにぴったりです。
上質なこし餡と、すこし油を感じる衣が何ともベストマッチ。あまり大きくない、この大きさもいい。そして、思ったよりも軽いです。お饅頭をダイレクトに揚げるよりも、衣をつけてあげたほうが、油の乗りが濃すぎなくていいかもしれません。

お蕎麦でお腹はいっぱいでしたが、あんこは別腹、ということでしっかり完食いたしました♪

会津の皆さんは、これをちょっとお醤油をつけて食べたり、お蕎麦に載せてお総菜のようにして食べたりもするんですって。食って奥が深いですね~。

お店によってはテイクアウトできるところもあるみたいですよ!

桐屋権現亭
http://kiriyasoba.co.jp/index.php?m=top

file.105 ささ姫本舗桜島商店の「かりんとう饅頭」

いちにちいちあんこ

お仕事で、福島県は会津地方へ行ってまいりました。

せっかくなので、前後にちょっとお休みをくっつけて、会津地方の仏像巡りも一緒にしよう、ともくろんだのですが、その目論見は大当たり。素晴らしい出会いがたくさんありました!

そのご報告はまた「ブツタビ」でさせていただくとしまして…。

この度は、また新しいあんこたちとの出会いもありましたよ~!

初日、まず私が訪れたのは、磐梯町にある恵日寺と慧日寺跡。磐梯町駅を降りて、慧日寺跡までは徒歩で約30分。その途中に「道の駅ばんだい」があります。

そちらで、ふと手に取ったのがこちら…

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(公園のベンチでおやつタイム♪)

こう見ると普通の茶まんじゅうって感じですけど、実際持つとちょっと驚きます。本当にかたいんです。かりんとうを持った感じ。

名前の通り、と言えばその通りなんですけど、以前何度かかりんとう饅頭をたべたことがありますが、茶まんじゅうを油で揚げたもの、って感じで、こんな感じじゃなかったんですよね。

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思ったより軽い。
なんだか、新鮮!

20151020-3手で真ん中から割ってみようとしたんですけど、割れない!
それぐらい固いんですよ~。なのでがぶっと齧りつきました。

すると現れたのは、サラッとしたこしあん。あまみはひかえめです。
あんこも美味しいですが、やっぱりこのかりんとうみたいな皮が絶妙!皮は、まさにかりんとう。この皮だけでもかりんとうとして成り立つコクと甘さがあるので、あんこはサラッとした食感をプラスしているという役割。

これは美味しい!

調べてみますと、道の駅を中心に販売しているみたいですね。実店舗はあるのかな?ネット上では発見できませんでした。
「かりんとう饅頭」という饅頭は、もともと福島発祥の和菓子ですが、ここまでかりんとう感のあるモノはほかにはないんじゃないでしょうか。

お土産に買ってくればよかったな~。
一見素朴ですが、和菓子好きにはたまらない、非常に良質な美味しいあんこものですよ♪

(こちらで買えるそうです~!↓)
会津菓楽堂
http://www.anco.co.jp/?pid=5552250/

【2015青森旅】④やっぱり、かっこいい。縄文デザイン!!

竪穴式住居。

いいですなあ。

思い起こせば、私は小学生時分、縄文人生活にあこがれる少女でございました。
昔住んでいた家が、縄文時代の住居跡の上だったので、ちょっと掘ると縄文時代の土器のかけらが結構出てくるので、その縄目文様や造形を見て、シンプルに「すごいかっこいいなあ」と思ったんですよね。

それで、社会科の図録なんかに出てくるドングリのコッペパンを再現してみようとしたり、地層から粒子の細かめの粘土をこねて乾かして、焚き火で焼いてみたりして。

そのほとんどが失敗に終わりました。でも楽しかったなあ。

縄文人、すごい!って憧れたなあ。

今回、三内丸山遺跡を訪ねてみて、その時のことを鮮明に思い出しました。

遺跡の復元をしている野外エリアから、手前の建物「縄文時遊館」に戻ります。様々な施設の集合体、と言った感じなんですがその中に「さんまるミュージアム」という博物館があります。
三内丸山遺跡の出土品を展示してあるみたいなんですね。

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こちらが入口!

ポイントポイントに、こんな感じのリアルな人形さんがお出迎え。リアルなんだけどちょっとデフォルメされていて、コワくないです。とても可愛い。
#そして、一緒に復元されている犬、いかにも縄文犬(天然記念物柴犬保存会系柴犬)ですね!

中に入りますと、また展示方法がおしゃれですよ~~。東京国立博物館の法隆寺館みたいなライティングで、展示物が暗闇に浮かび上がる、みたいな展示です。

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でた~!
十字型土偶@重要文化財!!
かっこい~~!

板状で十文字型のこういった土偶は、三内丸山遺跡から1600個ほど出土したんだそうで、顔、胸、へそが表現されています。そのほとんどが盛土遺構で、壊された形で出土しているため、何らかの祭祀で用いられたのではないか、と考えられているそうです。

そして、縄文時代界のアイドルともいうべき、こちら!

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縄文ポシェット@重要文化財~~~!!!

こちらがどうして貴重かと言いますと、「縄文時代の遺跡から出土した編組製品で立体的な形が分かる全国唯一のもの」(三内丸山遺跡HPより引用)だからです。

それにしても、確かにこういったものがよくぞ残った!って感じですよね。奇蹟ですよ~~!

ちなみにこちらの素材は、「ヒノキ科(ヒバ、スギ、ヒノキ、アスナロがある)に属する針葉樹の樹皮を素材としている」(HPより引用)そうです。4000年以上残ってきた、なんて、最強に「丈夫」ですよね。中からは半欠けのクルミのカラが出てきたんですって。
こういったポシェットを腰に括り付けて、採集した木の実なんかを入れていたんでしょうか。

こちらは、全然知らずにみていましたが、特別公開だったみたい。ラッキーですね!!

いや。

それにしましてもなんですけどね。今回改めて思いました。

小学生の私、間違ってない!

やっぱり、デザインかっこいいですもん。縄文デザイン!

やっぱ、長年憧れてきてよかった。
そしてそのトップランナーと言うべき三内丸山遺跡にこれて、本当によかったです!